からだのこと

2019年10月03日

お薬相談室 vol.3 「冷えのぼせ」とは?更年期症状との違い

奥(登録販売者)

奥(登録販売者)

 

こんにちは、さくらの森 登録販売者の奥です。

めぐりの漢方の相談窓口を担当しております。

少しずつ秋らしくなってきましたね〜〜。

でも、お天気の良い日はまだまだ暑かったりもします。

季節の変わり目ですね。

 

めぐりの漢方の購入するキッカケで、

足が冷えるから、血行良くしたい・・・でも上半身はあつい💦

と、いうお声、よく聞きます。

 

更年期症状かしら??とご自分で思っていらっしゃる方もいますが、

判断が難しいですよね・・・

 

ちなみに「更年期」とは、閉経をはさんだ前後5年の時期を指します。

50歳すぎに閉経する人が多いようで、

一般的には45歳〜55歳くらいの時期が更年期にあたるようです。

 

更年期症状の一つとして「ホットフラッシュ」があります。

また、ホットフラッシュと似たような症状に冷えのぼせ

というものがあります。

皆さん、違いはご存知ですか??

同じような症状ですが、少し違いがあるんです。

 

そもそも「ホットフラッシュ」とは何か?

 

更年期症状の原因、女性ホルモンの減少が原因で、

 

・顔面が紅潮する

・突然、体がカーっと熱くなる 

・上半身の汗が止まらない

 

などの症状。

 

何でそんな症状が出るのか?

 

更年期になると、脳が指令を出しても

卵巣から女性ホルモンが分泌されなくなり、脳は混乱します。

脳は、自律神経をコントロールする働きがあるので、

ホルモンバランスが乱れると

自律神経も崩れてしまう・・・

ようするに

 

自律神経の乱れなんです。

 

ではでは、つぎに

 

冷えのぼせとは何か?

 

生活習慣が原因で起こる症状。

現代は結構多くの人があてはまるんじゃないでしょうか?

・顔や頭が熱くボーっとするのに手足は冷たい

・手のひらや足裏にじっとりと発汗

・胸から上がカーっと熱くなり汗がでる

 

ホットフラッシュ、似ている部分がありますよね?

冷えのぼせの原因は?

 

現代はエアコンがかかっている生活になれていたり、

からだを冷やす食事をとりがちだったり、

ついつい運動不足になっていたりと、冷えやすい生活習慣になりがちですよね?

 

私達の体は、冷えると

自律神経のバランスが乱れて、

血管の収縮、拡張がうまく機能しなくなります。

大事な頭部を守るため、手足を犠牲にしてでも上半身に熱があつまり、

同時に脳が高温になるのを防ぐため、上半身や頭部から汗をかくのです。

 

こちらも

 

自律神経の乱れです。


どちらも、同じような症状だし、自律神経が関わっていることが一緒ですが、

 

「冷えのぼせ」は、どの年代の方にも当てはまる

 

というところが大きな違いです!

冷えのぼせは、若い世代の方でもたくさんいらっしゃいます。

 

対策は?

 

冷え性にも色々タイプがあります、が、ただ単純に温めれば良いというわけではありません。

今回のような、冷えのぼせタイプや、

更年期によるホットフラッシュ、足の冷えなどは、

 

瘀血(おけつ)であることが原因!

※瘀血・・血のめぐりが悪く、それが原因で何らかの症状が出ることです。

 

血のめぐりが滞っていることより、熱がうまく行き渡らずに、届きにくい

手足などの末端や、下半身が冷えるのが特徴です。

 

お風呂のお湯なんかも、しばらくたったら

下が冷たくなって上が温かいままだった経験ありませんか?

循環していないために下の温度が下がってしまうのです。

 

全身の中で

冷えている部分と、ほてっている部分との差があるので、

一時的なケアでは、ほてりを冷やしてやって

日常的なケアでは、冷えを改善する習慣をつけることが大事です。

 

漢方薬で血の巡りを整えましょう

 

漢方薬の中で、血の滞りを解消し巡りを整えるものを“活血薬”といいます。桃仁、牡丹皮、川芎、当帰などの生薬がこれにあたります。

 

代表的な漢方処方は

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

・加味逍遙散(かみしょうようさん)

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

この3つは三代婦人漢方薬ともいわれ、

月経異常や更年期症状、血の巡りを良くするなど、

さまざまな婦人科系の症状に効果を発揮します。

 

それぞれ、使う人の体質や症状によっても合うものが違いますので、

効果・効能をしっかりチェックすることと、

他にお薬を使っている場合は、かかりつけのお医者さんに相談して下さいね。

漢方薬でしっかり根本原因から改善して、めぐりの良いカラダに生まれかわりましょう。

 

読んでくださってありがとうございました。

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自律神経は血管の周りに巻き付いており、

ストレスなどで交感神経が働きすぎると、血管が収縮し、血行が悪くなりってしまいます。

また反対にリラックスして副交感神経が活発になると、血管が拡張して血行が良くなるのです。

血行と自律神経は密接に関係しているんですね。

今回のコラムにも出てきた瘀血(おけつ)」。

血をしっかり巡らせて瘀血を取り除き、カラダのバランスを整えることは、

女性の心身の健康にはとっても重要なことなのですね。

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漢方に興味を持ち勉強するたびに、漢方薬は奥が深い!と感じています。 お客様に安心して使っていただけるように、色々アドバイスをさせて頂きます。

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