からだのこと

2019年12月10日

お薬相談室 vol.11 インフルエンザの感染経路

奥(登録販売者)

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こんにちは、さくらの森 登録販売者の奥です。

めぐりの漢方の相談窓口を担当しております。

 

お客様とのお話の中で、インフルエンザの話になった事がありました。

 

(実はうちも最近、家族がインフルエンザになってしまい、5日間の隔離生活だったんです・・💦)

 

「インフルエンザって、ウイルスが空気中を飛んできてうつるんですよね?」

そう聞かれましたが、

 

 ここで問題です!インフルエンザの主な感染経路はどれでしょう?

        1・空気感染

        2・飛沫感染

        3・接触感染

病原体の感染経路には、主に3つのタイプ「飛沫感染」「接触感染」「空気感染」があります。

インフルエンザの場合、感染経路は

・せきやくしゃみの際に口からとびだす、つばなどの飛沫を吸い込む

「飛沫感染」

・ウイルスが付着した物に触れた手で、口や鼻などを触り、粘膜から感染する「接触感染」

 

なので、正解は 2、3でした・・・

少し前までは!!(*_*)

 

最近の国立感染研究所の発表では、

特殊な環境下においてのみ、飛沫核感染(空気感染)の可能性も報告有り

→つまり狭く密閉された空間などに、長く感染者といた場合は空気感染の可能性もあるということです・・・😥😥😥

ただ、このケースはまれだそうですが💦

なので、正解は1、2、3 全部ということになりますね。

 

ウィルスも毎年進化していて、ゾフルーザが効かなかったり、

むしろ、ゾフルーザによって耐性ウィルスに変化するものも確認されています。

怖いですね💦

 

基本は飛沫を吸い込まないようにすることと、ウイルスが手に付着しないように気をつけていれば、感染する機会を減らせます。

飛沫を吸い込んだり、バラ撒いたりするのを防ぐために重要なのがマスクで、付着したウイルスを洗い流すために重要なのが手洗いです。

病原体によっては、この飛沫が乾燥して軽くなると浮遊し、空気感染を起こすことがありますので注意が必要です

 

インフルエンザになってしまった時は?

 

1番は病院に行くこと!

病院へ行って、検査でインフルエンザと診断されれば、

「抗インフルエンザウィルス薬」が処方されます。ウィルスを死滅させたり、治す事は出来ませんが、増殖を防ぐ事が出来ます。

それによって、病気の期間を短くしたり、症状の悪化を防ぐことができるからです。

 

しかし、この「抗インフルエンザウィルス薬」は症状が出てから48時間以内に使用することで効果が期待出来るものです。

 

なぜなら、発症後48時間~72時間がウイルスの増殖がピークだと言われていて、増殖しきった後だと効果が期待できないからだと、使用してもあまり効果がないからだとか・・

 

しかし、症状がでて12時間以内だと、検査でもはっきりとした結果が出ないこともあり、たとえインフルエンザだとしても「陰性」という結果がでることもあります。その場合、時間がたってから再検査をする必要があります。

 

 病院に行くのが早すぎてもダメなんですね・・・

 

色々な理由で病院に行くことが出来なかった方など、辛い症状を改善するために 市販薬は飲んでいいのか?という疑問もあるかと思います。

次回は、インフルエンザになった時の市販薬の服用についてです。

 

読んで下さってありがとうございます。

 

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漢方に興味を持ち勉強するたびに、漢方薬は奥が深い!と感じています。 お客様に安心して使っていただけるように、色々アドバイスをさせて頂きます。

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