からだのこと

2019年11月28日

めぐりの漢方豆知識 vol.11 風邪のひきはじめに「三大漢方薬」

さくら便り

 

こんにちは。登録販売者の浦島です。

 

日増しに寒さが身にしみるようになりましたが、朝晩の寒暖差、乾燥から、インフルエンザもですが、風邪をひきやすい季節になりました。

 

以前、私は、ドラッグストアに勤めていましたが、風邪をひいて駆け込んでくるお客様は西洋薬をお求めになる方が大半でした。

ひきはじめの風邪には漢方薬もおすすめなので、風邪のひきはじめの三大漢方薬の違いをご紹介したいと思います。

個人的にはドリンクタイプのものが即効性がありおすすめします。

2本入りや3本入りがありますが、ひきはじめにおかしいな〜と思った時に飲めば、1本で症状が緩和することが多いので、必ずしも3本飲む必要はありません。

風邪のひきはじめの三大漢方薬は

葛根湯(かっこんとう)麻黄湯(まおうとう)銀翹散(ぎんぎょうさん)です。

古く中国よりかぜの初期症状に用いられている、歴史ある処方なんです!個人差はありますが、漢方薬も効きますよ。

 

ご家庭の常備薬として揃えてはいかがでしょう。

 

葛根湯(かっこんとう)寒気と節々の痛み

 

かぜの初期などの頭痛、発熱、首の後ろのこわばり、寒気がするが汗は出ないといった場合に有効です。また、関節も痛みます。「葛根湯」は発汗を促すことで熱を下げ、かぜを治そうとします。最近の西洋医学的な基礎研究でも、抗炎症作用などが確かめられています。基本的に急性期に用いる薬で、使うのは発病後1~2日が目安とされています。

悪寒がし、項背部の強張りや肩こりを訴える人(汗はでない)

体力:体力中等度以上

構成生薬:葛根(カッコン)、大棗(タイソウ)、麻黄(マオウ)、甘草(カンゾウ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、生姜(ショウキョウ)

 

麻黄湯(まおうとう)高熱、筋肉痛

 

発汗作用があり、古くからかぜの初期に使われてきました。丈夫な人に向くとされ、かぜのほかに気管支炎など、熱の出る急性疾患の初期に用いられます。悪寒、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、咳などがあるけれど、汗は出ないという状態が処方の目安とされています。特に節々が痛むときはこの薬が向くといわれます。

発熱があり筋肉痛や腰痛をはっきり訴える人(汗はでない)

体力:体力が充実している人

構成生薬:麻黄(マオウ)、桂皮(ケイヒ)、杏仁(キョウニン)、甘草(カンゾウ)

 

銀翹散(ぎんぎょうさん喉の腫れ痛み

 

のどの痛み、口が渇いて水が飲みたくなるといった症状に合います。かぜの症状が出はじめた時に服用する点では葛根湯と同様ですが、さむけのあるかぜに葛根湯が効くのに対し、「銀翹散」は、のどや体表の炎症を冷やしながら、かぜによるのどの痛みに効果を現します。

悪寒を訴える感冒とは真逆の性質を持ちます。

寒気がなく、熱感が強く、はじめから熱が出る人

体力:体力中等度以上の人

構成生薬:連翹(れんぎょう)、金銀花(きんぎんか)、淡竹葉 (たんちくよう)、薄荷(はっか)、牛蒡子(ごぼうし)、淡豆鼓(たんずし)、荊芥 (けいがい)、桔梗(ききょう)、羚羊角(れいようかく)、甘草(かんぞう)

 

これらの漢方薬は比較的体力のある方向きなので、体の虚弱な人は葛根湯から麻黄と葛根をぬいた桂枝湯(けいしとう)をおすすめします。使用の目的は葛根湯とほぼ同じです。

漢方薬を使用するにはその人の体質『証』が重要なポイントとなります。

葛根湯、麻黄湯、銀翹散は即効性があります、ただし、あくまでも、急性症状に短期的に用いるようにして、長期的にはむきませんので注意しましょう。

栄養面では、ビタミン、ミネラル、たんぱく質をとり、発熱している時は水分が不足している状態です。経口補水液またはスポーツドリンクで十分補給しましょう。

胃にも優しく消化がされやすいのでおかゆもおすすめです。

風邪はできるだけ初期のうちに治したいものです。保温を心がけ、栄養に富んだ消化によい食べ物をとり、からだを安静にすることが大切です。

 

なによりも、風邪をひかないように免疫力を高めて予防しましょう!

免疫力を高めるには日々の食事にヨーグルト(乳酸菌)を加えて腸内環境を整えます。腸がきれいになることで、そこに存在している免疫細胞も元気になりますよ。

 

 

 

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これからどんどん寒くなる季節は特に体調面には気を遣う季節ですね。

風邪やウイルス性の感染症、乾燥からくるお肌の荒れなど…心配はつきません。

女性は特に体と心の状態がホルモンバランスに影響されやすく、

寒い季節はホルモンバランスの乱れからくる『女性特有の悩み』にも

しっかりケアをする必要があります。

月経痛・月経不順・PMS・更年期・冷えはホルモンの乱れが原因です。

根の深い女性のお悩みには長い歴史がある『漢方薬』がおススメです。

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さくら便り

『 ともに豊かに 』 人生の豊かさ<健康・充実・愛>をともに想い描き、 心とからだに安心を、日常に何気ない幸せをお届けします。

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