からだのこと

2020年07月28日

肩こりに効くお薬色々 お薬相談室vol.26

奥(登録販売者)

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こんにちは。

さくらの森では、時々お客様にアンケートにご協力頂いて、現在のお悩みなど伺っています。

「病院にいくまでではないけれど、この症状に悩んでる・・・」

そんなアンケートで上位に入るのが

「肩こり」

主な肩こりの原因、皆さん心当たりがいくつあるでしょう?

□姿勢が悪い

□運動不足である

□知らないうちにストレスを溜めている

□眼が疲れやすい

このように、何気ない日常生活の習慣から、肩こりは生まれるものです。

気づかないうちに、血行不良、筋肉減少、自律神経のバランスの乱れを招くようなライフスタイルを送ってはいませんか?

 

生活習慣を見直すのも大事ですが、今すぐ肩こりを解消したい!

と、いう方はお薬の力を借りてみるのもいいかもしれないですね。

 

市販の飲み薬は?

飲み薬の多くは、緊張している筋肉を緩めてくれる成分や、血行を

促進する成分が配合されています。

☆フェルビナク・・消炎鎮痛成分

☆インドメタシン・・消炎鎮痛成分

☆ビタミンE・・・血行促進

などです。

また、肩こりなどで頭痛を感じている場合は、鎮痛剤を飲むと緩和されます。

市販の湿布薬・塗り薬は?

貼り薬や塗り薬の大きな特徴は、直接患部に当てることができる点です。

冷湿布・・・痛みや腫れを感じたとき

温湿布・・・冷えや血流が悪く感じるとき

塗り薬も用法に記載のある症状であれば活用しましょう。

 

貼り薬や塗り薬には、痛み止めのイブプロフェンや、

飲み薬と同じように血行を良くするビタミンEなども使用されています。

 

漢方薬は?

西洋薬を飲むのは抵抗がある・・・という方

もちろん!漢方でも、肩こりに効果のあるものはいくつもあります。

ただ漢方薬の場合、多くは「肩こり」にだけ効くのではなく、

体質改善していくうえで、「肩こり」の症状も良くなっていく

と考えた方がよいでしょう。

漢方薬はいくつもの生薬を組み合わせて出来ており、

使う人の症状はもちろん、その人の体質にも合わせて使うものです。

原因となる特徴的な症状は以下の通り。

※この表でいう「証」とは、漢方を処方する際の「ものさし」みたいなものです。

簡単に言うと、

・体力や抵抗力が充実している人を「実証(じっしょう)」

・体力がなく、弱々しい感じの人を「虚証(きょしょう)」と言います。

 

漢方名 特徴的な症状
葛根湯 うなじのこわばり、汗をかきにくい
柴胡桂枝湯 のぼせ、くちが苦い肋骨の下の圧痛・不快感
虚証 当帰芍薬散 冷え・貧血・むくみ・月経異常
桃核承気湯 のぼせ・便秘・月経異常
虚実間 桂枝茯苓丸 手足の冷え・のぼせ・月経異常
虚実間 疎経活血湯 冷えはないか、あっても強くない
虚実間 二朮湯 五十肩

 

「証」だけでなく。漢方を選ぶ「ものさし」はいつくかあります、

気になる方は、病院又はお店の薬剤師さんに相談してみてください。

また、西洋薬の飲み薬の中には眠気を感じるものもありますが、

漢方薬に関しては、眠くなる成分は含まれておりません。

 

最近、肩こりの方が増えています

 

今年は特にリモートワークなどで、パソコンと向き合う時間が長くなっている人が多いようです。

同じ姿勢を続けると、首から肩の筋肉に緊張性の疲労が生じ、血流が悪くなり、肩こりを起こします。

また、細かい文字を見続けると目や周辺の筋肉が緊張し、同時に首や肩も緊張してしまうんです。

予防としては、

・同じ姿勢を続けないこと

・こまめに首や肩を動かすこと

・1時間に一回は立ち上がって手足をぶらぶらさせる

・冷たい飲み物ばかり飲まない

 

休憩の時など、気分転換にやって見て下さい。

 

ただの肩こり、いえ、されど肩こりです。

思わぬ病気が影響している可能性がないとも言えません。

レントゲンやMRIなどの検査機器を使い、

肩こりを診察できるのは整形外科なので、受診も検討されてくださいね。

 

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「桂枝茯苓丸」といえば、全身の血の巡りを促す代表的な漢方処方。

血の巡りを良くすることによって、

月経不順・更年期・肩こりなどの症状を改善します。

女性のホルモンの変動に伴って現れる不調に効くとして、

昔から多くの女性の味方になってくれている漢方薬です。

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読んで下さってありがとうございました。

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漢方に興味を持ち勉強するたびに、漢方薬は奥が深い!と感じています。 お客様に安心して使っていただけるように、色々アドバイスをさせて頂きます。

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