からだのこと

2020年08月20日

【ファスティング豆知識】#10ファスティングの脂肪燃焼のしくみ

さくら便り

こんにちは。1級断食指導士の山本です。

 

【ファスティング豆知識】のコーナーでは、

最近、話題の「食べない健康法」である「ファスティング(断食)」の

基礎知識についてお届けしています☆

前回は「#09ファスティングで効果がでるしくみ」について

お伝えしました。

はじめからご覧になりたい方は「#01ファスティングってなに?!」から

ご覧くださいね!

 

ファスティングの脂肪燃焼のしくみ

ファスティングをすると体重が減るため、

ファスティング=ダイエット

と思っている人は多いと思います。

脂肪燃焼を促してデトックス効果を高めたいのであれば、

3日以上ロングファスティングがおすすめだということは、

以前の記事「#05ロングファスティングについて」でご紹介しました。

 

そこで、ファスティングを開始して48時間後(3日目)以降から

脂肪が燃焼しだす言われていますが、それはなぜなのでしょうか?

 

体内のエネルギー転換により脂肪が燃焼

ファスティングをすると体内で変化が起こり、エネルギーをつくる経路

が変わります。

ファスティングによって食べ物からエネルギーを摂取することが

できなくなるため、体内にあるものからエネルギーを作り出すように

変わっていくからです。

 

基本的に体のエネルギーのもとはブドウ糖(糖質)です。

次の5つのステップの順番に、体の中では体内にあるものを

ブドウ糖に変えてエネルギーを作り出していきます。

 

ステップ1:血液中のブドウ糖をエネルギーに使用

血液中のブドウ糖がなくなると・・・

ステップ2:肝臓内のグリコーゲンからブドウ糖をつくりだす

 

肝臓内のグリコーゲンがなくなると・・・

ステップ3:肝臓内のアミノ酸からブドウ糖をつくりだす

肝臓内のアミノ酸がなくなると・・・

ステップ4:筋肉を分解してアミノ酸に変えてからブドウ糖をつくりだす

そして、最後に使われるのが脂肪細胞

ステップ5:脂肪を分解してグリセロールに変えてから

     ブドウ糖をつくりだす

ステップ4ステップ5のように筋肉や脂肪を分解してブドウ糖をつくり、

エネルギーに変えていくことを「糖新生(とうしんせい)」といいます。

 

この時に早く筋肉の分解から脂肪を分解する

ステップ5切り替えることで筋肉が落ちるリスクを減らして、

脂肪燃焼を促すことができます。

 

そして、ファスティングを始めてステップ5までには

約48時間(約2日間)ほどの時間がかかるため、

3日目以降から脂肪燃焼が始まると言われているのです。

3日目から体内でエネルギーを自給自足できるようになるんですね!

 

また、脂肪細胞はグリセロールと脂肪酸で出来ていますが、糖新生

グリセロールと分解された脂肪酸から「ケトン体」がつくられ、

ケトン体」が体内のエネルギーとして使用されるようになります。

 

ケトン体エネルギーでα波発生

ケトン体」は脳でブドウ糖の代替エネルギーとして使用されます。

 

ケトン体」は脳波と密接に関わっていて、

ケトン体をエネルギー源とした脳は、脳内のα波の発生をうながし、

集中力リラックス感爽快感を高めてくれます。

ファスティングを始めて3日目から体がスッキリ楽になる

言われるのはこのためです。

 

その他にも、ケトン体が体にもたらす健康効果の研究は進められており、

全身の健康に遺伝子レベルで貢献していると言われています。

そして、ケトン体の生産量が本格的に増えだすのは

ファスティングを始めて4日から1週間後であることがわかっています。

 

脂肪燃焼によるダイエット効果ケトン体がもたらす健康効果

より実感したいのであれば、5日間7日間ロングファスティング

さらにおすすめになります。

3日ファスティングですっきりデトックス体験された方は、

次はぜひ、5日ファスティングにもチャレンジされてみてくださいね!

 

次回は「#11ファスティングの腸内洗浄効果」をお届けします。

お楽しみに♪♪♪

 

▼ファスティングを体験したい方はコチラもご覧ください

さくらの森がおすすめするファスティングドリンクについて

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さくら便り

『 ともに豊かに 』 人生の豊かさ<健康・充実・愛>をともに想い描き、 心とからだに安心を、日常に何気ない幸せをお届けします。

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