からだのこと

2018年01月15日

隠れ貧血 ~前編~

さくら便り

これから女性に多い「隠れ貧血」についてのお話しを前後編にわたっていたします。

講師は、運動と栄養の専門家であります城本拓実(しろもとたくみ)さんです。

 

 

日本人女性の2人に一人は貧血予備軍!?

 

「私は貧血だ」となんとなく感じている人もいらっしゃると思いますが、驚くことに日本人女性の2人に1人は「貧血予備軍」だと言われています。貧血予備軍とは、正式には貧血ではないのですが、体内の貯蔵鉄(フェリチン)が減少していることにより、貧血と同じような症状が出ている状態のことを指します。

フェリチンが減少すると、貧血の症状である「頭痛」「眠気」「軽い運動で心臓がドキドキする」「立ちくらみがする」「アザができやすい」「肩が凝りやすい」「疲れやすい」など、生活レベルに関わる症状が出ることが特徴です。これを「隠れ貧血」と言います。

 

貧血ってどんな状態?

 

血液の役割は、カラダの代謝に関わる「酸素」「栄養」「ホルモン」などをカラダの隅々まで運び、逆に不要となった「二酸化炭素」「老廃物」を回収することです。つまり貧血状態であれば適切に栄養や酸素はカラダの隅々まで運ばれず、不要なものを回収できないということです。

全身に酸素が運ばれないということは言い換えると「酸欠状態」であり、代謝を落とす原因になります。このことからも、血液はカラダのベースであり、健康とは切っても切り離せない関係にあることがわかります。

 

 

血液の材料である鉄を多く含む食材

 

貧血を予防・解消するために必要な主な栄養素はヘモグロビンの材料である「鉄」と「タンパク質」です。鉄を効率よく摂取できる食べ物はお肉、お魚などのヘム鉄になります。特に鉄はレバーに多く含まれています。植物性食品ではほうれん草などに多く含まれていますが、植物性のものは吸収率が極端に悪く、植物性食品のみで鉄分を補うことは難しいです。

肉が体に良い悪いという論争もありますが、貧血改善という視点で見るのであれば、お肉は貧血改善に効率の良い食材になります。

 

 

《講師プロフィール》

ファスティングマイスター高宮中央支部
運動と栄養の専門家

城本拓実(しろもとたくみ)さん

 

▼詳しくはこちら

ファスティングマイスター高宮中央支部

ブログ http://fasting-food.com/

メール takamiya.fastinglife@gmail.com

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さくら便り

『 ともに豊かに 』 人生の豊かさ<健康・充実・愛>をともに想い描き、 心とからだに安心を、日常に何気ない幸せをお届けします。

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