からだのこと
2021年02月05日
「めぐりの漢方」はなぜしみに効く?お薬相談室vol.33
奥(登録販売者)
こんにちは。
もう2月に入り、暦の上では春。
寒さもまだたけなわですが、自然に目を向けると春が感じられる頃ですね。
2月は乾燥しやすく、保湿などのお手入れをしている方も多いと思いますが
お肌にとって、季節を問わないお悩みが「しみ」
若い頃から蓄積されてきた肌ダメージはシミとして表面にあらわれてきます。
私も今40代。
同年代では、この悩みがある人がほとんどです。
今まで化粧水やクリームで散々ケアしてきてきたのに全然改善されないという方、
普段の体調はどうですか?
・冷えやすい
・月経不順
・更年期の症状など
体の不調はありませんか?
もしかしたら、体やお肌の不調
その原因は「血のめぐり」かもしれません。
私自身、漢方の事を知るまで内側からのケアも大事だということに気がついていなかったんです。
さくらの森で扱っている漢方薬「めぐりの漢方」
本日はその効く仕組みについてお話します。
「皮膚は内臓の鏡!」スキンケアより内面美容
シミに限らず、ニキビ、シワ、クマ、くすみなど、
お肌の悩みはたくさんありますが、これらを“肌だけの問題”だと思っていませんか?
スキンケアをいくら頑張っても良くならない…
その原因は体の内側にあるかもしれません。
昔から漢方では“皮膚は内臓の鏡”と言われ、
肌トラブルの主な原因は肌表面ではなく内臓、つまり体の内側にあると考えられてきました。
肌表面だけのスキンケアでは、いわば、対症療法そのもの。
原因を取り除かなければ、トラブルはくり返されます。
漢方は「体質」で判断
漢方では、その人の健康の指針として「気血水(きけつすい)」というものがあります。
「気」は生命のエネルギー
「血」は血液、
「水」は血液以外の体液など
この3つのバランスが保たれていれば健康
逆にバランスが崩れると何かしらの不調が出ると言うことです。
さくらの森の体質診断ツールで一度試してみて下さい。
体質診断ツール
「めぐりの漢方」はその中でも、瘀血(おけつ)体質の方にオススメな漢方薬となっています。
シミを繰り返す「瘀血」(おけつ)体質とは
漢方では“カラダの全体に栄養を与え、老廃物を回収するもの”
を「血(けつ)=血液」といいます。
この血液の流れ(血流)が滞っていることを「瘀血」というのです。
血流が滞ると
・代謝が悪くなる
・血液中の栄養分も行き届かなくなる
その影響は、体内だけではなく体の末端にある肌にも影響を及ぼします。肌の栄養が不足を招いてターンオーバーは遅くなるのです。
もちろん、しみの原因がすべて瘀血ということではありませんが、
瘀血体質の人であれば、内側からの改善が大いに期待できるということです。
瘀血になる原因
瘀血になる原因としては、
・偏った食事
・不規則な生活
・運動不足
・ストレス
・過労
などが考えられます。
忙しい毎日を送り、ストレスの多い現代を生きている女性たち
自分でも気づかないうちに疲れがたまり、体や心、肌にも不調を感じることが多いと思います。
古来から女性の味方「桂枝茯苓丸」
「桂枝茯苓丸」(けいしぶくりょうがん)は中国に古くから伝わる漢方処方の一つで、
月経痛・月経不順・更年期症状などの【血の道症(ちのみちしょう)】といわれる症状に用いられてきました。
【血の道】という言葉からもわかるように、月経などの血液の流れが関係しています。
また女性ホルモンも血液によって運ばれるものなので、更年期などの症状改善にもピッタリだったんですね。
組み合わせで効き目を発揮する漢方
めぐりの漢方は「桂枝茯苓丸料加薏苡仁」(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)と言って
女性の悩みによく使われる「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」と
肌荒れなどによく使われる「薏苡仁(よくいにん)」を合わせたもの。
合計6つの生薬が使われています。
この生薬の組み合わせにより、血の巡りを良くして肌にも栄養を行き渡らせ、シミ・ニキビ・肌荒れなどのお肌の悩みを体の中から改善していきます。
さくらの森で販売している「めぐりの漢方」
画像がタップできない方はコチラから
漢方の「体質」は生まれ持ったものではなく、変えられるものです。
原因に心当たりのある方は是非生活習慣にも気をつけて過ごされて下さい。
読んでくださってありがとうございました。
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