からだのこと
2021年03月16日
体にうれC☆ビタミンCの働きとは?
奥(登録販売者)
こんにちは。
だんだんと暖かくなり、春を感じるようになってきましたね。
最近はスーパーでおいしそうなイチゴをよく見かけるようになりました。
いちごはビタミンCが多い果物として知られていています。
事実レモンと同じぐらいのビタミンCを含有し、
10粒ほど食べれば一日の必要量を摂取出来ると言われています。
すごいですね☆彡
私達が日々の生活で感じる身近なビタミンC、
・すっぱい
・肌に良い
・風邪の時にとると良い
・果物や野菜に含まれる
と様々なイメージされる方も多いと思いますが、実際体にどう働いているのかご存知ですか?
実はビタミンCって大活躍してくれているんですよ!
本日は、そのビタミンCの働きについてお話します。
そもそもビタミンとは
ビタミンの定義をわかりやすくいうと
「体の中ではつくられない、
または作られたとしてもごく微量であるため
食物などから摂取しなければならない栄養素」の事
中でもビタミンCは、動物のほとんどがブドウ糖をもとにして体の中で作ることができるんですが、人間は作ることができないんです。
私たち人間は健康を保つために食べ物などで摂る必要があるんですね。
ビタミンCは体にどう働くの?
ビタミンCの主な働きは「抗酸化作用」です。
私たちは呼吸をし、酸素を摂り入れて生きています。
その摂り入れた酸素の数パーセントが「活性酸素」と呼ばれる反応性の高い物質に変化します。
この活性酸素の良い点は、
強い酸化力で体内のウィルスを撃退することですが、
逆に増えすぎると良くない点は、
DNAやタンパク質を傷つけたり、細胞の機能を低下させ、ガンや動脈硬化、脳卒中、糖尿病などの原因となってしまうこと。
そこで活躍するのがビタミンC。
増えた活性酸素を無害化し、からだが酸化するのを防いでくれるんです。
その他にもこんな働きをしてくれます。↓↓
体に嬉しい効果 |
ビタミンCの働き |
コラーゲンを作る | 骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。 |
免疫力を助ける | 体内に侵入した細菌やウィルスと戦ってくれる、白血球やリンパ球に含まれます。 |
ストレスにも負けない体に | 抗ストレスホルモンの合成に必要です。 |
鉄分吸収を助ける | ビタミンCが鉄を吸収しやすい状態に保ってくれます。 |
メラニン色素をストップする | 還元効果によってメラニンの黒い色を淡色化する作用があります。 |
ビタミンCって体の中で大活躍してるんですね!!
では、不足するとどうなるのでしょう?
ビタミンCが欠乏するとどうなるの?
ビタミンCを含む野菜など新鮮な食料が不足しがちな大航海時代の船旅で壊血病(かいけつびょう)になった船員が多数いたことから、人間はビタミンCを食べ物から摂取しないといけない、という認識がひろがりました。
壊血病とは出血性の障害が体中でおこること
毛細血管の結合組織が弱くなって、血管がもろくなります。
そうすると、皮膚や粘膜、歯肉からの出血が起こったり、傷が治りにくくなったり、感染症への抵抗力が落ちたりします。
ビタミンC不足は老化関連疾患につながるともいわれているので、
ビタミンCをきちんと摂らないと老化を早めてしまう
と言ってもおかしくありませんね。
ビタミンCはいつ、どのようにとるのが効果的?
ビタミンCは、一定以上は体内に貯蓄できないという特性があります。
食べ物の種類にもよりますが、摂取後2~3時間で血中濃度がピークになり、その後は排泄されていきます、1度にたっぷり摂るよりも
こまめに摂る方法がベストです。
また、体に貯蓄できないので摂りすぎを気にすることもありません。
ビタミンCは年をとるほど必要に
中高年〜高齢者はよりビタミンCが必要といわれています。
年を重ねると、若い頃に比べてビタミンCの吸収率が低下し、さらに血中濃度を保つのが難しいとされているからです。
免疫力をつける、血管を丈夫に保つなどの働きを考えたら若い頃よりも多くのビタミンC摂取を意識したほうが良いですね。
また喫煙者やストレスが多い人は、より多くのビタミンCを消耗する傾向があるので、積極的な摂取が必要と言われています。
ビタミンCを多く含む食べ物
ビタミンCの摂取推奨量は、15歳以上で1日あたり100mgとされています。
多くの果物や野菜に含まれていますが、特に含有量が多いのは
野菜&果物 | 100gあたりのビタミンC含有量 | |
1位 | パプリカ | 170mg |
2位 | キウイフルーツ(黄) | 140mg(緑は69mg) |
3位 | ブロッコリー | 120mg |
4位 | 菜の花 | 110mg |
5位 | イチゴ | 62mg |
6位 | ネーブルオレンジ | 60mg |
菜の花もこれから美味しい季節ですよね。
ビタミンCは、水に溶けやすく熱に分解されやすいので、茹でる時などは、手早く調理することをオススメしますよ!
これらの野菜や果物を美味しく食べて、楽しくビタミンCを摂取しましょう。Cはストレス
読んで下さってありがとうございました。
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