からだのこと

2021年10月24日

その不調「隠れ口呼吸」が原因かもしれません。

岩瀬(企画)

iwase

 

こんにちは!

さくらの森の岩瀬です。

 

10月も下旬に入りましたね。

だんだんと寒さが厳しくなる季節、気温の変化や乾燥と共に喉もイガイガ…。

 

体調を崩しやすい季節だからこそ食生活や生活習慣を気を付け、カラダを労わって寒い時期を乗り切りたいものです。

食生活や生活習慣もそうですが、この季節だからこそより意識したいのが「呼吸」です。

 

突然ですが「口呼吸」になっていませんか?

 

実はどこで呼吸するかがカラダへの影響を大きく左右します。

では口呼吸の場合、カラダにどのような影響が出るのでしょうか?

 

▶風邪を引きやすくなる

 

基本的に人間は「鼻呼吸」です。

鼻呼吸の場合、空気と一緒にウイルスや病原菌・アレルギー物質を吸い込んでも、鼻の中に生えている細かい毛や粘膜がフィルターの働きをしてカラダに入ってこないように守ってくれます。

これが口呼吸になるとダイレクトにウイルスなどが体内に入ってくるため風邪や感染症にかかりやすくなるのです。

乾燥した冬の時期は特に気を付けたいですね。

 

 

▶虫歯・歯周病悪化・口臭の原因に

 

口呼吸は口内が乾燥し唾液の分泌量が減少します。唾液には口内の細菌をやっつけたり汚れを流す働きがあります。量が減ると虫歯や歯周病菌が繁殖しやすい環境となってしまうのです。

また乾燥は口臭や歯の黄ばみの原因となります。

 

▶歯並びにも悪影響を及ぼす

 

歯並びは内側からの舌の圧力外側からの頬と唇の筋肉の圧力がバランスよくかかる位置に並ぶようになっています。

口呼吸で口が開いた状態が続くと、外側からの頬と唇の筋肉の圧力がかからず歯並びが崩れ、受け口や出っ歯の原因となります。

特に成長期のお子様は気を付けたいですね。

 

………………………………………………………

 

このように百害あって一利なしの口呼吸。

 

実は日本人の約半数、20代に関しては約90%が口呼吸というデータがあります。

また自分では気づいていない「隠れ口呼吸」も多いんですよ!

 

あなたの『隠れ口呼吸度』をチェック!

 

✔︎口が乾きやすい
✔︎無意識に口が開いている
✔︎いびきをかく
✔︎鼻づまりがある
✔︎唇が乾燥しやすい
✔︎朝起きたら口の中が乾燥している
✔︎朝起きたらのどが痛い
✔︎朝起きたら口臭が気になる
✔︎寝ている間によだれが出る

ひとつでもチェックがある方は無意識のうちに口呼吸になっている可能性があります。

 

特に就寝中に口呼吸になっている人ほど風邪を引きやすく、日中はマスクで乾燥対策ができていても就寝時に関しては無防備になっている方が非常に多く要注意

 

さらに現在は長いマスク生活が続き、人目を意識して表情を作る機会が少なくなっています。

その影響で口元の筋肉が緩んでしまいさらに口呼吸になり易い環境なのです。

 

だからこそ呼吸を意識することが大切!

 

ここからは簡単にできる対策をご紹介します(*^^*)

ぜひ参考にしてみてください♪

 

舌のトレーニング「あいうべ体操」

 

舌の口回りの筋肉を鍛え、お口を閉じやすくし舌を正しい位置に戻してくれるのが「あいうべ体操」です。

口が閉じやすくなることで口呼吸から鼻呼吸へ誘導してくれます。

 

まずは体操前に舌が正しい位置にあるかを確認!

 

ゴクンと唾液を飲み込んでみてください。

舌はどの位置にありますか?

飲み込む時は舌が上アゴについている飲み込み方が正しい飲み込みかたです。

また舌をベーっと出した時に歯型が付いている方は要注意!

正しい位置に舌を置いていない可能性があります。

 

 

「あいうべ体操」のやり方

 

次の4つの動作を順にくり返すだけ!声は出さなくてもOKです。

 

1.「あー」と口を大きく開く

2.「いー」と口を大きく横に広げる

3.「うー」と口を強く前に突き出す

4.「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす

1~4を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けてみてください。

 

 

慣れるまではアゴがかなり疲れるため 、2~3度に分けたほうが続けやすいでしょう。入浴時にやるのがおすすめです。

フェイスラインもスッキリしますので見た目も美しくなりますよ♪

 

就寝時に口とじテープを貼る

 

寝ている時は代謝が下がり筋肉の働きも弱まるため、無意識に口呼吸になり易いです。

睡眠時に口呼吸になると唾液の分泌量が減り、ドライマウスや虫歯・歯周病の悪化、口臭などの原因となり口内と喉の環境に悪影響を及ぼします。

 

またいびきも誘発しやすく安眠の妨げに。起き抜けにスッキリしない方は口呼吸が影響しているかもしれません。

 

でも寝ているときは意識して口を閉じるなんてことは不可能。

そこで就寝時の口呼吸対策におすすめなのが『口とじテープ』です。

テープを使って物理的に口を閉じ、自然と鼻呼吸へ誘導してくれます。

 

口の両端は少し空くようにして、テープが口の中心に一本通るように張ってください。

市販でも専用品が販売されていますし、幅が太い絆創膏やサージカルテープでも代用できます。

※鼻の疾患をお持ちの方は主治医の先生へご相談をおねがいします。

 

………………………………………………………

 

人間が生きる上で重要な働きである「呼吸」。

意識するだけで悩んでいた不調も解決するかもしれませんよ。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 

岩瀬(企画)

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プライベートでは3児の母です。皆様が豊かになれるような情報を発信していきたいと思っております。趣味はガーデニングや陶芸で土いじりが好きです。

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