からだのこと

2018年03月19日

グルテン過敏症 とアレルギー

さくら便り

最近、『グルテンフリー』という言葉をよく耳にするようになりました。「グルテンフリー」とはグルテンを摂取しない食事方法やグルテンを含まない食品のこと。また、グルテンとは小麦などの穀物の胚乳からできるタンパク質の一種。

 

今回はその『グルテン』について、ファスティングマイスタープロフェッショナルの久家明美さんにお話ししていただきます。

 

グルテン過敏症とアレルギー

 

グルテンとは、小麦粉などに含まれるグリアジンとグルテニンに水分が加わることでできる粘り気の元になるタンパク質の一種。
グルテン過敏症・アレルギーの人は、このグリアジンというたんぱく質がアレルギーを起こし、腸の粘膜を荒らし、それによってさまざまな症状を引き起こしています。

食後の倦怠感、消化不良、むくみ。これらはもしかすると、グルテン過敏症・グルテンアレルギーが原因かもしれません。
グルテンアレルギーや過敏症を調べるには、病院で検査を受ける他には、グルテンフリーの生活を2週間ほどしてみる方法があります。不快な症状が改善されるかどうかである程度の判断ができます。

 

グルテン過敏症・アレルギーとは

グルテンを分解するのが苦手な体質で、その症状はグルテンを摂ったからといってすぐ出るものでもなく、症状が多岐にわたるため、実はアレルギーを持っている人でも自覚がないことが多いようです。悪化するとセリアック病(グルテンに対する免疫反応から起こる自己免疫疾患)になる可能性があリます。

 

グルテン過敏症の主な症状

疲れやすい、倦怠感、イライラする、頭痛、腹痛、肌荒れ、体重が増えない・痩せない、消化不良や便秘・下痢等の胃腸の症状や疾患、関節痛、むくみ、関節の症状、湿疹や皮膚炎、こむら返りなど…。

 

 

グルテンフリーとは

 

そもそもグルテンフリーは、グルテンの入ったものを口にするとアレルギー症状の出る人たちの体質改善が目的の食事療法でした。しかし、ハリウッドセレブがグルテンフリーの食事に切り替えて健康改善、ダイエットへの効果が話題になり、グルテンアレルギーのない人たちにも拡がりました。そして食事療法から食事方法へと進化し、欧米ではグルテンフリーのレストランができるほど一般に定着しつつあります。  

 

 

 

グルテンを含む食材類

パン以外にもラーメン・うどんなどの麺類、お好み焼き・天ぷら粉、クッキーなど菓子類は認識しやすいですが、カレールー・シチュールーやトマトケチャップ、醤油・麦味噌などにも含まれるものがあります。

 

グルテン摂取を控えるための小麦代替品

米粉、アマランサス粉、チアシード粉、ココナッツ粉、葛粉、片栗粉、きび粉など

 

グルテンフリーの主食や穀物

米、玄米、あわ、きび、アマランサス、キヌア、ビーフン、ライスヌードル、とうもろこし、十割そば、じゃがいも、さつまいもなど

 

グルテンフリーで期待される効果

◆肌乾燥の改善

◆むくみが取れる

◆寝起きが良くなる

◆ダイエット効果

 

 

和食でグルテンフリーを実践

 

 

日本人は、食が欧米化しています。グルテンアレルギーでない人がグルテンフリーの食生活を送ることで、より健康になるのかという検証をする研究発表はありませんが、私たちが慣れ親しんだ「和食」は、もとよりグルテンフリーに近い食事。単に食事を和食にすることで、グルテンフリーの生活を無理なく続けていけます。

グルテンアレルギー、過敏症は腸内環境と関係します。

 

不要な添加物を避けた調味料・食材を選び、バランスのいい食事を心がけましょう。

 

 

▼講師/久家明美さんプロフィール
取得資格 ファスティングマイスタープロフェッショナル、整体師、カイロプラクター、リンパセラピスト
ブログ https//ameblo.jp/fm-fukuoka-tenjin
TEL

070-5277-8866

メール fm-fukuoka-tenjin@gmail.com

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さくら便り

『 ともに豊かに 』 人生の豊かさ<健康・充実・愛>をともに想い描き、 心とからだに安心を、日常に何気ない幸せをお届けします。

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