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2022年07月27日

「大人の寝冷え」に注意!肩こりやぎっくり腰の原因にも!

岩瀬(企画)

iwase

 

こんにちは。さくらの森の岩瀬です。

間もなく8月ですね。

 

皆さんはこの時期、朝方に寒さ』で目が覚めた経験はありませんか?

 

私はここ最近深夜3時から5時の間に、ぶるぶると体の底がら震えるような寒さで目が覚めたことが何度かありました。

原因は寝冷え』です。

 

寝冷えといえば、昔は汗っかきで寝相の悪い子どもや赤ちゃんが良く起こすとされ、「寝冷えに気を付けてね」は子供に向けた夏の挨拶でよく使われていました。

 

しかし現代では『大人の寝冷え』のリスクが高まっているといわれ、体が冷えるだけでなく様々な不調の原因にもなっているんです。

 

 

寝冷えの原因

 

現代の寝冷えの最も大きな要因は「エアコン」による部屋の冷やしすぎです。

現代の夏は夜でも気温が高く、就寝時のエアコンは必須です。

しかし、人間は起きている時と比べ睡眠時は体の深部温度が低くなります。

日中と同じように冷房をかけたままにしていると体を冷やしすぎてしまい、「寝冷え」を起こしてしまうのです。

 

もうひとつは不規則な生活習慣からくる『自律神経の乱れ』です。

自律神経が乱れると体温調整がうまくできなくなります。

 

この2つの要因が重なって、大人の寝冷え』が増えているといわれています。

 

寝冷えを起こしやすい時間帯

 

寝冷えを起こしやすい時間帯は就寝後4時間以降です。

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれます。

この汗は就寝前に高くなった体の深部体温を低下させ、寝入りをスムーズにします。

この働きで体温は就寝から徐々に下がり4時間後に最も低くなるのです。

最も低体温の時間に、部屋がエアコンで冷えすぎていると体温が下がりすぎて寝冷えを起こします。

 

寝冷えから起こるさまざまな不調

 

寝冷えでよく聞く症状は『下痢・腹痛』ですが、その他にもさまざまな不調に繋がる可能性があります。

 

寝冷えからくる不調

1.下痢・腹痛

2.肩こり・腰痛

3.ぎっくり腰・寝違え

4.頭痛・喉の痛み・咳(風邪に似た症状)

5.末端の冷え・関節痛

6.疲労感・倦怠感

7.生理痛・月経不順(子宮の冷えからくるホルモンバランスの乱れ)

8.食欲不振

 

今悩んでいる不調ももしかすると『寝冷え』が原因かもしれません。

就寝時の寝冷え対策を行うことで、快適に朝を迎えられますよ。

 

効果的な寝冷え対策は?

 

1.上手にエアコン調整

現代の熱帯夜はエアコンは必須です。温度設定やオフタイマーを上手に活用しましょう。

夏の夜に最適なエアコンの室温は27度~29度。

就寝の1時間前に部屋を冷やしておき、就寝時には設定温度を27度~29度にします。体温も気温も下がる明け方ごろにはエアコンが切れるようにオフタイマーも設定しましょう。

 

 

2.腹巻やレッグウォーマーで保温する

腹巻きやレッグウォーマーを使用して冷えを防ぐのはとても効果的な方法です。

体の中心と足首を冷やさないように保温すると、深部体温の下がりすぎを防ぐことができます。

サラっとした素材のものを選べば、夏でも快適です。

3.薄着しすぎない

タンクトップに短パンなど極端な薄着で眠るのはNG!

薄着すぎると、就寝時の汗が乾く時に体の表面の熱を奪われすぎてしまい寝冷えを招きます。

天然素材で吸湿性と通気性の良いパジャマがおすすめです。

 

4.就寝前に温かい飲み物を飲む

夏は冷たい食べ物や飲み物を取る機会が増え、想像以上に内臓は冷えています。

内臓が冷えたまま眠ると、ぎっくり腰や寝違えにも繋がります。

就寝の1時間前に、ゆっくりと温かい飲み物を飲んで内臓を含む体の深部を温めましょう。

おすすめは白湯やホットミルクです。

 

 

5.入浴・足湯をする

 

暑い夏の入浴はシャワーで簡単に済ませる方が多いかもしれませんが、湯船につかることで寝冷えはもちろんのこと夏の暑さでダメージを受けた体をゆっくりと癒してくれます。

温度はぬるめ(38℃前後)で長めに入り、冷えた身体を温めましょう。

また足湯もおすすめです。

「第二の心臓」といわれるほど、多くのツボが集中している足が冷えてしまうと、血行が悪くなり、身体のさまざまな機能が低下してしまいます。

足は心臓から一番遠く、血行不良に陥りやすい部位なので、足湯で温めることでからだ全体を温めることができます。

 

いかがでしたか?

『寝冷え』を起こさないためには就寝前に部屋の環境を整えることと、体の内側から温める工夫をすることが大切です。

夏バテしないためにも、『寝冷え』対策に気を付けてみてください。

 

 

岩瀬(企画)

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プライベートでは3児の母です。皆様が豊かになれるような情報を発信していきたいと思っております。趣味はガーデニングや陶芸で土いじりが好きです。

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