からだのこと
2018年05月14日
菌活 のすすめ【美健マイスター】
さくら便り
人間の腸には無数の菌が存在しています。
生まれる前の赤ちゃんのお腹の中さえも、既に菌は存在しているのです。
身体に良い働きをする菌を、食事を通して積極的に取り入れ、健康で元気な生活を目指しましょう!
今月の講師は、(社)分子整合医学美容食育協会福岡天神支部の久家さんです。
免疫力のカギは腸環境
口から取り入れたものは、消化(分解)されて腸から吸収されます。腸はカラダに良いものか悪いものかを判断して、良いものだけを選別して吸収しなければなりません。その悪いものを攻撃してくれるのが免疫細胞です。その免疫力が高ければ健康状態を維持できるといえます。
IPS細胞研究の山中教授は『腸内細菌が、腸に集結する免疫細胞と不思議な会話を交わしながら、私たちの全身をさまざまな病気から守る免疫力をコントロールしている』とコメントされています。つまり、免疫力には腸内細菌が重要な役割をはたしているんですね。
日本独自の菌
日本人は乳酸菌や麹菌を使って、食べ物を加工してきました。発酵食品です。味噌や醤油、鰹節、酒、お酢をつかって食生活に取り入れてきました。「和食の基本は出汁」といいますが、出汁は菌で熟成発酵させた鰹節や昆布からつくっているのはご存じのとおりです。
特に、麹菌は、日本で独自の進化を遂げたもの。日本にしか存在しないのが麹菌です。(学術名:アスペルギルス・セリゼ=日本コウジカビ)。奈良時代の書物から、当時の人が麹菌を使って酢作りをしていたことも分かっています。
発酵する過程で毒素を生成する一部の麹菌。突然変異種の中から毒素を生成しない麹菌ができました。この培養の成功によって和食の基本が作られたのです。
日本人に合った食べ物
日本の食生活は独自の進化を遂げ、和食は無形文化遺産に登録されました。日本が世界で有数の長寿国となったのも和食に起因するところが多いのでしょう。
和食で特徴的なのは、発酵食品の種類の多さ。つまり日本人は古くから手に入る食材をよりよくカラダに取り込む工夫をしてきたのです。腸内細菌と免疫細菌を食べ物で育み、受け継いできたとも言えます。
腸内細菌は健康維持に大切な役割を果たしています。その腸内細菌を良い状態に保つのは食べ物。和食中心の食生活に見直して取り入れることで腸内細菌を良い状態にしていき、健康長寿の人生につなげましょう!
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