からだのこと
2019年09月10日
めぐりの漢方豆知識 vol.1 漢方とは?
さくら便り
こんにちは。登録販売者の浦島です。
いつも薬膳レシピをご紹介させていただいていますが、
現在、漢方養生指導士をめざして勉強中です。
『めぐりの漢方豆知識』と題して、漢方入門レベルの視点から漢方の基礎知識をわかりやすくお伝えできないかな〜と思い、このコーナーをはじめました。
少しでも漢方が皆様の身近なものになれば良いなと思ってます。
漢方というと漢方薬と思いますが、漢方には、漢方薬、鍼灸(しんきゅう)、あんま、気功、薬膳など、「医学」「薬学」「養生学」のすべてが含まれます。
漢方は日本独自のもの
漢方は中国から伝来した伝統医学を基に、日本で工夫、改良が重ねられ、独自に発展してきた医学です。
日本の漢方の基になった中国の伝統医学はその起源を黄河文明にまでさかのぼるといわれます。
漢の時代には三大古典といわれる医学書がまとめられています。
日本には5−6世紀ごろに仏教とともに伝来したと考えられています。当初は中国医学の模倣から始まりましたが、日本の気候や日本人の体質にあわせて独自の発展を遂げました。
江戸時代には、オランダから入ってきた西洋医学を「蘭方」と呼ぶようになり、中国伝来のそれまでの日本の医学は「漢方」と呼ばれるようになりました。まさに、漢方は日本の独自の医学なのです。
漢方薬は天然素材
現代の西洋医学の薬が人工的に合成された科学物質であるのに対し、漢方薬は、植物、動物、鉱物などの天然素材を加工した「生薬」を組み合わせてつくられます。
西洋医学と漢方医学の違い
現代医学の基本は西洋医学です。西洋医学では心と体をわけ、病気が起きたときはその部位(病名)にあわせて、専門分野で治療します。
また、病巣のある部位に対してピンポイントで治療しますので即効性があります。
漢方医学は、長い伝統と豊富な経験から作られてきたもので、心と体はひとつのものと考えます。
体を部分に分けて考えたりはせず、心も含めた全体の状態や体質をとらえて、診断をします。また、その人ごとに違う個人差を大切にします。
病気は心身の働きのバランスが崩れたために起こると考え、治療はそのバランスを調整することが基本となります。
それによって、もともと私たちの体に備わっている自然治癒力を高めることで病気からの回復をはかろうとします。
漢方が得意とすること
☆漢方では病気の前段階を「未病(みびょう)」とよんでいます。
病院にいくほどでもない冷え症、疲れやすいなどの不調です。体のバランスを整えることで本来もっている治癒力を目覚めさせてくれます。
☆西洋薬では対応しにくい慢性的な病気、心身両面的な症状(たとえば更年期障害)などの長期的な治療を得意とします。
☆高齢者になるとどうしても使う薬が多くなって副作用が心配になりますが、体力が弱い人の治療にも有効です。
☆漢方ではいろいろな症状があっても、1種類の漢方薬で治療するのが基本です。漢方治療を始めると、受診の動機となった主症状ばかりでない、あわせもつ症状も改善されることがよくあります。
ただ気をつけなくてはいけないことは、漢方治療を希望する場合も、癌など早期発見が重要な病気もありますので、まずは西洋医学の検査・診断をうけて病気を確認することが基本です。
次回は、お医者さまがどのような観点から、診察し、漢方薬を処方するのかをご紹介することによって漢方について理解を深めていきたいと思います。
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