からだのこと

2019年10月01日

めぐりの漢方豆知識vol.3「虚実」で体質チェックしよう。

さくら便り

 

こんにちは。登録販売者の浦島です。

 

今回は個人の体質をみるものさし、「虚(きょ)」「実(じつ)」につい

てお伝えします。

 

「虚・実」は病気に対する抵抗力をチェックします。

かかりやすい病気の傾向を知る目安となります。

虚は体力がない虚弱な状態で、実は体力が充実した状態です。

 

さて、あなたはどちらのタイプ??セルフチェックしてみよう!

 

「虚(きょ)」

体力がないタイプ(虚証)

虚証

□ きゃしゃな体格

□ 気力がない、疲れやすい

□ 目の光、声に力がない

□ 腹力が軟弱

□ 脈が弱々しい

□ 下痢しやすい

□ 病気の症状が弱く、穏やか

□ 自然に汗がでる(かぜのひきはじめなど)

□ 脈が弱々しい

 

生活アドバイス

虚証は一般に疲れやすく、胃腸が弱いなど虚弱な人が多い傾向があります。胃腸機能の弱い人は、胃腸に負担をかけない食事を心がけることが大切です。「温かいものを少量、和食粗食で腹八分目」が基本です。

虚証は冷えに弱いことが多く、クーラー病になったり、秋口の涼しさにうっかり窓を開けて眠って冷えたりしないよう気をつけましょう。

 

「実(じつ)」

体力があるタイプ(実証)

実証

□ がっちりした体格

□ 気力がある、疲れにくい

□ 目の光、声に力がある

□ 腹力が充実

□ 脈がしっかりしている

□ 便秘しやすい

□ 病気の症状が強く、激しい

□ 汗が出ない(かぜのひきはじめ)

□ 脈がしっかりしている

 

生活アドバイス

実証は比較的丈夫で、実際は疲れていても疲れを感じにくい傾向があります。疲れをあまり感じない分、つい無理をして体に負担をかけてしまうことが多いので「いつもと違って調子が悪いな」と思ったら、早めに休息をとりましょう。

 

虚が強くでも実が強くでも病気になりやすいという考え方です。

理想的なのはどちらにもかたよらないタイプです。どちらにもあてはまらない中間のタイプは「中間証」と呼ばれます。

ちなみに、今回、私は虚が2つ、実が2つ、どちらにも偏っていなかったので「中間証」タイプでした。

皆さんはどうでしたか?

 

次回は「気血水(きけつすい)」についてご紹介します。

 

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東洋医学では『同病異治(どうびょういち)』といって人によって

それぞれの体質を持つ為、症状の現れ方が異なる為、同じ病気でも

治療法が異なってきます。

漢方の考え方の基本は『人間の体も自然の一部』です。

病気や症状のみに着目するのではなく、体質などを含めた体全体の状態の

バランスを総合的に見て判断します。

その判断に欠かせないのが「虚証」と「実証」。

個人の体質や掛かりやすい病気の傾向を知る目安として、古くから受け継がれてきた大切な判断材料なのですね。

 

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めぐりの漢方豆知識のバックナンバーはこちら↓

めぐりの漢方豆知識 vol.1「漢方とは?」

めぐりの漢方豆知識vol.2 「寒熱」で体質チェックしよう。

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さくら便り

『 ともに豊かに 』 人生の豊かさ<健康・充実・愛>をともに想い描き、 心とからだに安心を、日常に何気ない幸せをお届けします。

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