食べること

2018年01月08日

あなたの街の郷土料理【第1回目*福岡県】

さくら便り

あけましておめでとうございます!
私、さくらコンシェルジュの荒木と申します。
 
2018年は戌年ですね。犬はお産が軽いので、妊婦さんは戌の日に腹帯をまいて安産祈願をします。さくらの森でも、今年は出産ブームが到来!
日本全国の今年生まれる赤ちゃんにも、幸運が訪れることを願いたいですね♪
 
さて、新年もスタートしたということで、私も新たなチャレンジとして新コーナー任せてもらうことに(*^^*)
 
隔月でいろんな地域の郷土料理をご紹介させていただきます!
題して『あなたの街の郷土料理』!!
 
皆様に楽しんでいただけるコンテンツとなりように頑張りますので、ぜひチェックしてくださいね。
 
 

福岡県の郷土料理『がめ煮』をピックアップ

 
お正月と言えばおせち料理ですが、今はご自宅で手作りをして準備する家庭も少なくなっているかもしれませんね。
我が家も、最近は出来合いのもので済ませることが多くなってきました。
 
今回はさくらの森がある福岡の郷土料理であり、おせち料理でも食べる機会のある『がめ煮』についてご紹介します。
 
全国的に聞きなれている言葉で表すと、『筑前煮』なのですが、見た目は両者ほとんど変わりません(笑)
 
では、何が違うの?ということなのですが、ずばり【作り方】に違いがあるのです!
 

『がめ煮』と『筑前煮』の違いって?

 
簡単に言うとがめ煮は油を使わずに煮る。筑前煮は油を使って、野菜を炒めて煮る。ということです。
 
では、油を使うのと使わないのとでは、何が違うかというと野菜から出るアクを油で閉じ込める事のできる筑前煮はアク取りをあまりしなくてもOK。
また、旨味が閉じ込められるのでコクが出るという方もいますね。
 
一方、がめ煮はこまめにアクを取らなければならないので、繊細な作業が必要になってきます。
 
あと、野菜の切り方にも違いがあり、筑前煮は小さめに切る。鶏肉は骨なし。
 
がめ煮は大きめに切る。骨付き肉をつかう場合もあるようです。
 

知らなかった!『がめ煮』の名前の由来って…

 
『筑前煮』の筑前は、実際に福岡県内に存在する地域の名前。
では、全国に広まっている『がめ煮』の由来って気になりませんか?
 
よくよく調べてみると、いくつか説があるようで、
 
①寄せ集めるということを「がめくりこむ」といい、ここからがめ煮という名前になった
 
②朝鮮に出兵した兵士がすっぽんを煮込んで食べていたことから、『亀煮』と呼ばれ、それが『がめ煮』に変化した
 
福岡は鶏肉の消費量もとても多いのでがめ煮のような料理が普及したのかもしれませんね。
 

実際に作ってみよう!

 
今回ご紹介するのは、比較的作りやすい骨なし肉ver.です!(材料は4人前)
 
 
【食材】
□とりもも 1枚
□大根 1本
□ニンジン 2本
□ゴボウ 2~3本
□レンコン 1パック
□里芋 1袋
□インゲン 5~6本
 
【調味料】
□酒 大さじ4杯
□万能天然だし汁 400ml
□砂糖 大さじ2杯
□みりん 大さじ4杯
□醤油 大さじ4杯
□醤油(風味付け用・小さじ2杯)
 
【作り方】
1)里芋を塩ゆでして、アクを抜く。
2)大根、ニンジン、レンコン、ゴボウは少し大きめの乱切りに切る。
3)とりもも肉も同様に少し大きめに切る。
4)鍋にとりもも肉→ニンジン→レンコン→ゴボウ→里芋の順に材料を入れる。
5)食材がひたひたになるくらい水を入れ、万能だしを投入。
6)調味料を入れ、沸騰させながらアクを取り除き、落し蓋をして具材が柔らかくなるまで煮る。
7)仕上げにいインゲンを乗せ、風味付けの醤油(小さじ2杯)を加えて仕上げ、完成!
 

最後に

 
ぜひ、お正月で家族・親戚で集まる機会も多いと思うので、がめ煮を作ってみてくださいね。
 
インスタをやっている方は、ぜひおつくりになったがめ煮の画像をアップして【#さくらキッチン】とつけていただけると嬉しいです♪
 
次回は、あなたの街の郷土料理をぜひご紹介ください\(^o^)/
料理の歴史や、作り方、名前の由来など、全国のご当地料理を隔月でご紹介できればと思います!!
 
皆様からのおハガキをお待ちしております!
 

この記事を書いた人

さくら便り

『 ともに豊かに 』 人生の豊かさ<健康・充実・愛>をともに想い描き、 心とからだに安心を、日常に何気ない幸せをお届けします。

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