髪のこと

2019年03月07日

脂漏性皮膚炎について知ろう|髪と頭皮の豆ちしき

さくら便り

脂漏性皮膚炎とは、頭皮を中心にみられる慢性の皮膚炎です。
3ヶ月未満の赤ちゃんや思春期の時期、40〜60歳代の方に多くみられる病気です。
 
皮膚が炎症を起こして赤く、かゆみに悩まされる病気です。
皮膚が荒れてかさつき、フケのように細かく剥がれ落ちる状態になることもあります。
 
ほかの皮膚炎と似ている症状ですが、脂漏性皮膚炎の場合は「カビ」が原因のため、ほかの皮膚炎と同じ方法では完治せず、むしろ悪化する場合もあります。
 

 
脂漏性皮膚炎の原因は「マラセチア」という、常在菌の1つです。
ふだんは無害なのですが、皮脂や汗などをエサにして急激に増殖する場合があります。
ストレスや乾燥、辛いものなど刺激物を食べると、悪化することがあります。
男性の場合、脂漏性皮膚炎と脱毛が同時に起こるケースも多いようです。
 
脂漏性皮膚炎は、皮膚の脂質が多い環境で発症しやすくなります。
洗顔やシャンプーを適切に行うことが重要です。
 
脂漏性皮膚炎の場合は、フケ止めの薬が含まれている薬用シャンプーを使用することで改善する場合があります。
 

脂漏性皮膚炎の症状を悪化させない生活習慣

脂漏性皮膚炎は、頭皮だけでなく顔(眉毛のあたり、鼻の周囲)や、耳の内側や後ろ側、脇の下、背中などにも発症します。
 
日常生活のストレスがきっかけで悪化すると言われています。
 
生活習慣を整えて、できるだけ疲れを溜めないようにして改善していきましょう!
 

ビタミンBとCを多くとる

ビタミンB群(とくにB2、B6)とビタミンCは、皮膚の代謝を改善する働きがあります。
ダメージをうけたお肌を回復させるために、食事から改善してみましょう。

脂っこい食事を減らす

脂っこい食事をとりすぎると、皮脂の分泌量が増えてしまいます。
皮脂が増えると、カビが増殖しやすくなるので、油分の多い食事を控えるようにしましょう。

洗顔に気をつける

顔と頭皮はつながっています。おでこなど、刺激の少ない石鹸をよく泡立て、泡でそっとなでるように洗いましょう。
拭くときはタオルを軽く顔に押し当てるようにし、こすらないようにします。

洗髪に気をつける

お湯の温度が熱すぎないようにしましょう。
シャンプーは、刺激の少ないものや、抗真菌剤入りのものを使うようにしましょう。
すすぎ残しがあると、それが原因で悪化することもあります。
髪の洗い方についてはコチラ
 

紫外線をさける

紫外線は皮膚にダメージを与えます。
紫外線の強い季節は、傘で日よけをすることをオススメします。
脂漏性皮膚炎の場合、帽子でムレてしまうことがあるので、帽子より日傘を使うようにしましょう。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足も、皮膚の抵抗力を低下させる要因です。
睡眠不足は百害あって一利なし。夜更かしはやめましょう。

 

脂漏性皮膚炎の対策

 
脂漏性皮膚炎になった場合、病院ではステロイドなどの塗り薬を処方され、それで症状をやわらげていきます。
症状や変化が生じている部位に応じて、適切なものが使用されます。
 
皮膚の炎症がおさまるにつれ、ステロイドの使用頻度を減らしながら抗真菌薬を使うという治療が一般的です。
軟膏のタイプは頭皮に塗りにくいため、ローションタイプのものが処方されることが多いようです。
かさぶたのようになった頭皮のフケをとりやすくするために、尿素含有のローションやオリーブオイルなどが使われることもあります。
 
 

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さくら便り

『 ともに豊かに 』 人生の豊かさ<健康・充実・愛>をともに想い描き、 心とからだに安心を、日常に何気ない幸せをお届けします。

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