香りのこと

2019年10月21日

精油はどうやって抽出するの?〜圧搾法〜(6)

田上(さくらコンシェルジュ)

田上(さくらコンシェルジュ)

こんにちは、さくらの森の田上です。

さくらの森では、「ともに豊かに」をコンセプトに、

お客様の心と体の健康のサポートをさせていただいております。

今回のような災害があると、私たちに何ができるかを改めて考えさせられます。

 

さくらの森をご愛顧いただいているお客様とのご縁を大切に、

これからも日々精進してまいります。

 

今回のテーマ

ここでは全10回に亘り、アロマの基礎知識を学んでいきたいと思っております。

さくらの森の専属セラピストの菊地さんとのコラボです。

 

目次

第1回:改めまして アロマセラピスト菊池さんの自己紹介

第2回:健康に役立つアロマとは?

第3回:近年大ブームのアロマ。アロマってそもそも何?

第4回:アロマに欠かせない精油とは??

第5回:精油の抽出方法〜水蒸気蒸留法〜

第6回:精油の抽出方法〜圧搾法〜

第7回:精油の抽出方法〜溶剤抽出法〜

第8回:精油ってどんな性質なの?

第9回:精油を購入するときのポイント

第10回:精油が心身に働きかける3つのルート

第5回に引き続き、精油を抽出する方法について教えてもらいました。

今回は精油の中でも人気の柑橘系を抽出する方法、

「圧搾法」について一緒に学んでいきましょう♪

 

▼ここからは菊池さんが書いて下さった内容です。

はじめに

みなさん、こんにちは!!

今日もさくら便りをご覧いただきありがとうございます♪

アロマセラピストの菊池です。

アロマテラピーに欠かせない精油。

 

精油を抽出するポピュラーな方法は「水蒸気蒸留法」ですが、

今回は「圧搾法」についてお伝えしたいと思います。

 

 

圧搾法

圧搾法とは、レモンやグレープフルーツ、オレンジなどの

柑橘系の果皮から抽出されます。

 

ミカンの皮を剥くと空間がふわぁ〜〜っと、

何とも言えない爽やかで心地よい香りに包まれますよね!

 

その香りは食べる実の方ではなくて、皮の表面にツブツブしたあの部分に精油が含まれているんですよ〜。

 

前回ご説明した水蒸気蒸留法は熱を加えることで精油を得ますが、

圧搾法は熱を加えないのが特徴です。

 

昔は、内側に釘を植えた樽のなかで果実を転がして果皮に穴をあけ、

精油と果汁を集めてから分離させ精油を得る方法でした。

しかし現在では機械のローラーで圧搾し、

遠心法で精油と果汁を分離する「低温圧搾」という方法が一般的です。

 

 

使用期限が早い理由

熱を加えないので自然に近い香りを得る事ができますが、

果皮に含まれる不純物も一緒に抽出されるため、

水蒸気蒸留法に比べ劣化が早いということもあります……。

一般的に水蒸気蒸留法で得られた精油の使用期限は1年とされていますが、

圧搾法で得られた柑橘系の精油は半年と短くなります。

 

たくさんある精油の中でダントツ人気な柑橘系の香り。

 

私のサロンでもやはり消費量が多いです!

そのため、使用期限内に使い切る事がほとんどですが、

皆様がご家庭で活用される場合はラベルに記載されている期限をチェックしながら使用されてくださいね。

 

最後に

家庭で活用される際に、精油1本1本の開封した日を

覚えるのは中々難しいですよね(;_;)

私のおすすめは、マスキングテープに開封した日にちを書いて

瓶に直接貼ることです♫

 

ぜひお試しください(*^^*)

 

次回は、溶剤抽出法についてです。お楽しみに♪

田上(さくらコンシェルジュ)

この記事を書いた人

田上(さくらコンシェルジュ)

関連記事

新着記事

カテゴリ
カテゴリ
月別アーカイブ
月別アーカイブ
タグ
タグ