栄養のこと

2020年04月21日

【ルテイン】守る力を持つ天然色素|アイケア

益満(企画)

益満(企画)

こんにちは、さくらの森の益満です。

最近は気温もだんだん上がり、洗濯物を干すのが苦ではなくなってきましたね。

(私は極度の寒がりなので冬に洗濯物を干すのがとても過酷です)

 

さて本日は、アイケアには欠かせない【ルテイン】の成分についてまとめてみました!!

 

ルテインは皆様も日常で目にすることが多い成分ではないでしょうか。

花壇などを見ると、よく黄色やオレンジ色の花びらがくしゅくしゅと集まっている花はありませんか?

マリーゴールドと言って春から夏の花壇でよく見かける花も実はルテインの原材料となるのです。

 

それでは、ルテインについてもう少し詳しく見ていきましょう。

 


 

ルテインとは

まずルテインとは、カロテノイドという動植物に広く存在する黄色または赤色の天然色素の一種です。

 

「そもそもカロテノイドとは、なんぞや?」

と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

カロテノイドとは、大きくカロテン類とキサントフィル類に分けられおり、抗酸化作用があると言われております。

また、カロテノイドの特徴としては水に溶けにくく油に溶ける性質なので、脂肪分と一緒に取ることがオススメです。

 

 

体内に存在するルテイン

ルテインは体内にもともと存在する成分です。

どこに存在するかというと、目の黄斑部、水晶体、硝子体、角膜、腸(女性は子宮頸部の組織、乳房)に存在しています。

しかし、40歳を過ぎた頃から体内のルテイン量は減少していくため、年齢とともに目に関する不調も増え始めるのです。

 

また体内においては、ルテインとゼアキサンチンが必ずセットで存在し、ルテインは適切な量のゼアキサンチンにも変換されます。

そして人間の目には、ルテイン・ゼアキサンチン以外のカロテノイドは存在しないとも言われているので、目には欠かせない成分なのです。

 

 

フリー体ルテインとエステル体ルテイン

ルテインは、フリー体ルテインとエステル体ルテインの2つに分けられるのをご存知ですか?

フリー体ルテインとは、人の体内に存在するルテインと同じ形であり、摂取するとそのまま体内に吸収されます。

 

エステル体ルテインは、フリー体ルテインに脂肪酸が結合したもので、消化酵素の力を借りて体内で脂肪酸を分解する必要があるのです。

そのため同じルテインの量を摂ったとしても、フリー体とエステル体では体内に吸収される量が異なります。

 

 

ルテインの守る力

ルテインは紫外線による光のダメージやブルーライトから目を守ってくれる成分です。

 

継続して摂取し続けることで黄斑変性症や白内障の人の視力が回復することが報告されていたり、緑内障のほとんどの人が眼圧は正常値まで下がったなどの報告もされています。

 

他にも、悪玉コレステロールを消去する働きが発表されていたり、美肌効果やホルモン作用を助ける働きなども提唱されている優れた成分なのです。

 

 

ルテインと相性抜群な成分

善玉コレステロールと混ざって運ばれるルテインは、植物油や魚介類など「善玉コレステロールを増やす脂肪酸組織」と一緒に取ることでより吸収効率が高まります。

 

また、ブルーベリーやカシスなどに含まれる「アントシアニン」は血流に乗って運ばれる流通経路の役割を果たすため、不足している部分までルテインを運んでくれるのです。

 

逆に喫煙などは、目のルテイン量をかなり減らしてしまうので、目の不調で悩まれている方はできるだけ控えるようにしましょう。

 

 


 

このように、ルテインはアイケアにとって欠かせない成分であり、幅広い可能性も持ち合わせています。

まさか、花壇に咲いているマリーゴールドがこんなにも目で活躍してくれていたなんて驚きですよね^^

 

目の不調で悩まれている方は積極的にルテインを取るようにしましょう!

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