栄養のこと

2022年06月16日

初夏が旬の食材「にんにく」の選び方と栄養価

添田(企画)

添田(企画)

こんにちは、さくらの森の添田です。

旬の食材についての情報をお届けするこのコーナー、

今回は、初夏に旬を迎える「にんにく」についてご紹介します(^^)

 

 

にんにくの旬の時期

にんにくは保存性が高く、1年中店頭にありますが、旬の時期は5~7月頃です。

特に国産にんにくは、6月に収穫の全盛期を迎え、今が食べごろとなります。

 

 

美味しいにんにくの選び方

 

 

にんにくを選ぶときには、手に持ったときの重みを確かめてみましょう。

ずっしりと重みがあり、身と皮の間に隙間がなければ、中身が詰まっている証拠。

大きさの割りに軽いものは、水分が抜けて乾燥している可能性があります。

 

また、花茎(尖った部分)がよく締まっていて、皮が白くツヤがあるものが新鮮です。

芽が出ていても食べられますが、古くなっているので避けましょう。

 

 

にんにくの栄養成分と健康効果

 疲労回復・免疫力アップ 

にんにくはスタミナ食材として有名ですが、これには「ビタミンB1」と「アリシン」が関係しています。

ビタミンB1」はエネルギー産生に関与しており、疲労回復に重要な栄養素。

さらに、にんにく特有の香り成分「アリシン」には、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあり、これらの相乗効果で滋養強壮や免疫力アップに力を発揮します。

 

 高血圧や冷え性にも 

また、血流改善作用血行促進作用もあるため、高血圧の方や冷え症で悩まれている方にもおすすめです。

 

 食欲増進 

さらに、胃液の分泌を促し、胃腸の調子を整えることから、食欲不振の時にも効果的。

ただし、摂り過ぎると下痢や腹痛になることがあるので、食べ過ぎにはご注意ください。

 

 食中毒予防 

そのほか、アリシンには強力な抗菌作用もあるため、食中毒予防にも役立ちます。

胃腸疲れや食中毒が気になるこの季節、まさに心強い味方ですね。

 

 

にんにくの栄養価を損なわない食べ方

アリシンは、にんにくを刻んだりすりおろすなどして、細胞が壊れることで活性化しやすくなります。

また、熱に弱いという特徴もあるため、すりおろして生で食べると、効率よく栄養を摂ることができます。

タレに入れて、お肉と一緒に食べるのがおすすめです。

 

 

 

加熱する場合は、油で調理するのがおすすめです。

アリシンは油と一緒に調理すると分解されにくくなります。

煮込み料理に使う時も、油で一旦炒めてから入れるといいですよ。

 

 

にんにくの上手な保存方法

 冷蔵の場合 

冷蔵庫で保存するときは、にんにくを房からばらさずに丸ごとキッチンペーパーで包み、保存袋に入れておくと長持ちします。

 

 冷凍の場合 

冷凍保存するときは、にんにくを1片ずつばらし、皮つきのまま保存袋に入れて、冷凍庫へ。

 

 

 

上手に保存・調理して、にんにく本来の美味しさを存分に味わってくださいね♪

添田(企画)

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食べることが大好きな管理栄養士です。食と健康にまつわるお役立ち情報をお届けします♪

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