グルメ&旅コラム

2022年10月22日
柳川の2大名物を愉しむ贅沢旅【気まぐれ道中vol.61】
グルメ&旅コラム
2022年10月22日
柳川の2大名物を愉しむ贅沢旅【気まぐれ道中vol.61】

この記事を書いたスタッフ

企画部 山口

国内外問わず旅行が好きで、その土地ならではの食べ物や体験、交流を楽しんでいます♪日々アンテナを張って、より良い情報を発信します!

福岡市から車で1時間程のところにある柳川市は、

柳川城のお堀が今も町の中に残っている。

約70年前に始まったお堀をどんこ舟で回る『川下り』は、

船頭の舟歌と心地よい水音を聞きながら、

のんびりとした時間が過ごせる柳川観光の名物だ。

 

早速どんこ舟に乗り込んで、約1時間の舟旅に出発。

(舟の形がハゼ類の魚『ドンコ』に似ていることから、柳川の川下りで使用される舟は『どんこ舟』と呼ばれている)

 

船頭歴15年の江﨑(えさき)さんの

巧みな竹棒さばきによって川下りが始まった。

名前の通りヤナギが枝垂れる水路を進むと、

やがて狭い水門があらわれた。

こんな狭い水門を舟が通れるの?と疑問に思うが、

右に左に、5mはありそうな竹棒で舵を取り、

かすりもせずにくぐり抜けた。

低い水門では、

「ぼ~っと(ボート)としとくと頭があたるよ、船だけにね。」

とダジャレで笑いを取る江﨑さん。

詩人北原白秋が生まれた地とあって、

お堀の脇には白秋が残した歌の数々の石碑が。

そんな歴史の語らいに加え、

柳川にちなんだ歌や白秋が作詞した歌など4曲を披露してくれた。

 

橋の下では、エコーが効いて声が響き、

風情溢れる空間に心が引き寄せられた。

ぜひ川下りをされる際は、

どんな船頭さんにあたるかも楽しみにしてほしい。

 

次に、川下りと並ぶ柳川の名物

うなぎの老舗「元祖本吉屋」を訪れた。

風情のある趣深い外観が目に入った瞬間、

外までうなぎのいい香りが......!

 

「創業当初から300年以上継ぎ足しながら使っている秘伝のタレは、九州の醤油と砂糖だけで化学調味料は一切不使用。炭火でうなぎを焼いた後にタレにくぐらせているので、うなぎの旨みや脂が染み込んでいます。せいろ蒸しは柳川ならではの食べ方なので、ぜひお召し上がりください。」

と、こだわりを教えてくれたのは、

現在10代目の義弟である専務取締役の一安(いちやす)さん。

 

おすすめしていただいた『うなぎのせいろ蒸し』を注文。

岡澤は、熱々のまま口に頬張った。

「ん~~!旨い!」

 

てりってりのタレが、何とも香ばしく、

うなぎにもご飯にもまんべんなく絡んでいて、

口の中が旨みでいっぱい。

 

うなぎが最も美味しいと言われる旬の時期は、

冬眠に向けて養分を蓄える秋の終わりから冬の初めにかけて。

 

実は冬の方が脂がのってるから美味しいのだとか。

「これを世に広めていきたい。」と熱く語っていただきました。

 

ぜひ柳川の2大名物を目的に福岡へ訪れてみてはいかがだろうか。

取材日(7月上旬)

この記事を書いたスタッフ

企画部 山口

国内外問わず旅行が好きで、その土地ならではの食べ物や体験、交流を楽しんでいます♪日々アンテナを張って、より良い情報を発信します!

福岡市から車で1時間程のところにある柳川市は、

柳川城のお堀が今も町の中に残っている。

約70年前に始まったお堀をどんこ舟で回る『川下り』は、

船頭の舟歌と心地よい水音を聞きながら、

のんびりとした時間が過ごせる柳川観光の名物だ。

 

早速どんこ舟に乗り込んで、約1時間の舟旅に出発。

(舟の形がハゼ類の魚『ドンコ』に似ていることから、柳川の川下りで使用される舟は『どんこ舟』と呼ばれている)

 

船頭歴15年の江﨑(えさき)さんの

巧みな竹棒さばきによって川下りが始まった。

名前の通りヤナギが枝垂れる水路を進むと、

やがて狭い水門があらわれた。

こんな狭い水門を舟が通れるの?と疑問に思うが、

右に左に、5mはありそうな竹棒で舵を取り、

かすりもせずにくぐり抜けた。

低い水門では、

「ぼ~っと(ボート)としとくと頭があたるよ、船だけにね。」

とダジャレで笑いを取る江﨑さん。

詩人北原白秋が生まれた地とあって、

お堀の脇には白秋が残した歌の数々の石碑が。

そんな歴史の語らいに加え、

柳川にちなんだ歌や白秋が作詞した歌など4曲を披露してくれた。

 

橋の下では、エコーが効いて声が響き、

風情溢れる空間に心が引き寄せられた。

ぜひ川下りをされる際は、

どんな船頭さんにあたるかも楽しみにしてほしい。

 

次に、川下りと並ぶ柳川の名物

うなぎの老舗「元祖本吉屋」を訪れた。

風情のある趣深い外観が目に入った瞬間、

外までうなぎのいい香りが......!

 

「創業当初から300年以上継ぎ足しながら使っている秘伝のタレは、九州の醤油と砂糖だけで化学調味料は一切不使用。炭火でうなぎを焼いた後にタレにくぐらせているので、うなぎの旨みや脂が染み込んでいます。せいろ蒸しは柳川ならではの食べ方なので、ぜひお召し上がりください。」

と、こだわりを教えてくれたのは、

現在10代目の義弟である専務取締役の一安(いちやす)さん。

 

おすすめしていただいた『うなぎのせいろ蒸し』を注文。

岡澤は、熱々のまま口に頬張った。

「ん~~!旨い!」

 

てりってりのタレが、何とも香ばしく、

うなぎにもご飯にもまんべんなく絡んでいて、

口の中が旨みでいっぱい。

 

うなぎが最も美味しいと言われる旬の時期は、

冬眠に向けて養分を蓄える秋の終わりから冬の初めにかけて。

 

実は冬の方が脂がのってるから美味しいのだとか。

「これを世に広めていきたい。」と熱く語っていただきました。

 

ぜひ柳川の2大名物を目的に福岡へ訪れてみてはいかがだろうか。

取材日(7月上旬)

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