健康コラム
健康コラム
この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
春を迎える直前の一月下旬~二月は、一年で一番寒い季節。
この時期に気をつけたいのが低体温症です。
登山や寒波など、極寒の環境でなくても誰にでも起こりうる、実はとても怖い症状なんです。
この機会に、ぜひ注意していきましょう。
厚生労働省の人口動態統計によると、2000年~2021年の凍死者数の合計は2.2万人で、熱中症での死者数1.6万人を大きく上回ります。
死亡率も約25%とかなり高く、屋内での発症が7割以上を占め、大半が65歳以上の介護の必要のない健常者であることが特徴です。
低体温症は、体の中心部の温度が35度を下回って、震えや意識障害などが起こる状態です。
内臓の理想的な温度は37.2℃~38℃といわれています。
これに対し、冷え性は特定の場所が冷えている状態です。
多くの場合、深部体温は正常なことが多く、血行が悪くなることで手足などを中心に体が冷えた状態になります。
気温の低い日に寒い部屋で寝ているだけでも低体温症になることがあります。
また、症状が急速に悪化していても「まだまだ平気」と思うくらいに症状が軽く感じるため、初期のうちに体を温めることが大切です。
低体温症は、体の生み出す熱が体から失われる熱を下回ることで起こる症状です。
気温が低い環境以外にも、普通に生活している人が低体温症を引き起こす原因には次のようなものがあります。
敗血症などの感染症
中枢神経系の異常
糖尿病
甲状腺ホルモン低下症
下垂体機能低下症
副腎機能低下症
たとえば甲状腺ホルモンが減少すると、体の新陳代謝が阻害され、熱を生み出す機能が低下し低体温症の原因となってしまいます。
糖尿病による血流の悪化も、同様です。
運動不足によって筋肉量が減少したり、老化によって血管の収縮力が弱まったりすると、熱を生み出しづらくなります。
また、昼夜逆転や食生活の乱れといった不規則な生活では自律神経が乱れやすく、体温を調節する機能が低下しやすくなります。
低体温症の一番の予防は、原因を取り除くことです。
●ストレスを取り除く
ストレスがなくなると、体温が元に戻るだけでなく、その他の体の不調も改善に向かいます。
●急激なダイエットをしない
ダイエット中に体重の減少が顕著に進み、低体温の傾向があらわれた場合は一時的にダイエットを中断しましょう。
理想のペースは、1ヶ月に体重の3%以内の減量です。
●筋トレを採り入れる
筋肉は効率的に体を温め、適度な運動は免疫力の向上が期待できます。
●体温が上がる生活習慣を採り入れる
次のような体温を上げる生活を心がけましょう。
近年、数多くの健康効果や美容効果が知られるようになり、空前のブームとなっている「サウナ」。
サウナーにとって、とても気持ちのよい時間の一つが水風呂ですが、入り方を間違えると調子が悪くなるどころか、命にかかわることも。
特に18℃~20℃くらいの「ぬるめの水風呂」には注意しましょう。
人体にはTRP受容体という温度センサーが備わっていて、5℃の冷たい水のような環境では生命が危うい状態だと判断し、痛みとして感知されます。
しかし、このセンサーは17℃以下で反応するため、18℃では長く入浴できてしまい、深部体温まで下がってしまうのです。
また、冷たい水風呂に我慢して入り続けた場合も、感覚が鈍くなるため、長く入浴できるようになってしまいます。
長くても2分以内には上がるようにしましょう。
この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
春を迎える直前の一月下旬~二月は、一年で一番寒い季節。
この時期に気をつけたいのが低体温症です。
登山や寒波など、極寒の環境でなくても誰にでも起こりうる、実はとても怖い症状なんです。
この機会に、ぜひ注意していきましょう。
厚生労働省の人口動態統計によると、2000年~2021年の凍死者数の合計は2.2万人で、熱中症での死者数1.6万人を大きく上回ります。
死亡率も約25%とかなり高く、屋内での発症が7割以上を占め、大半が65歳以上の介護の必要のない健常者であることが特徴です。
低体温症は、体の中心部の温度が35度を下回って、震えや意識障害などが起こる状態です。
内臓の理想的な温度は37.2℃~38℃といわれています。
これに対し、冷え性は特定の場所が冷えている状態です。
多くの場合、深部体温は正常なことが多く、血行が悪くなることで手足などを中心に体が冷えた状態になります。
気温の低い日に寒い部屋で寝ているだけでも低体温症になることがあります。
また、症状が急速に悪化していても「まだまだ平気」と思うくらいに症状が軽く感じるため、初期のうちに体を温めることが大切です。
低体温症は、体の生み出す熱が体から失われる熱を下回ることで起こる症状です。
気温が低い環境以外にも、普通に生活している人が低体温症を引き起こす原因には次のようなものがあります。
敗血症などの感染症
中枢神経系の異常
糖尿病
甲状腺ホルモン低下症
下垂体機能低下症
副腎機能低下症
たとえば甲状腺ホルモンが減少すると、体の新陳代謝が阻害され、熱を生み出す機能が低下し低体温症の原因となってしまいます。
糖尿病による血流の悪化も、同様です。
運動不足によって筋肉量が減少したり、老化によって血管の収縮力が弱まったりすると、熱を生み出しづらくなります。
また、昼夜逆転や食生活の乱れといった不規則な生活では自律神経が乱れやすく、体温を調節する機能が低下しやすくなります。
低体温症の一番の予防は、原因を取り除くことです。
●ストレスを取り除く
ストレスがなくなると、体温が元に戻るだけでなく、その他の体の不調も改善に向かいます。
●急激なダイエットをしない
ダイエット中に体重の減少が顕著に進み、低体温の傾向があらわれた場合は一時的にダイエットを中断しましょう。
理想のペースは、1ヶ月に体重の3%以内の減量です。
●筋トレを採り入れる
筋肉は効率的に体を温め、適度な運動は免疫力の向上が期待できます。
●体温が上がる生活習慣を採り入れる
次のような体温を上げる生活を心がけましょう。
近年、数多くの健康効果や美容効果が知られるようになり、空前のブームとなっている「サウナ」。
サウナーにとって、とても気持ちのよい時間の一つが水風呂ですが、入り方を間違えると調子が悪くなるどころか、命にかかわることも。
特に18℃~20℃くらいの「ぬるめの水風呂」には注意しましょう。
人体にはTRP受容体という温度センサーが備わっていて、5℃の冷たい水のような環境では生命が危うい状態だと判断し、痛みとして感知されます。
しかし、このセンサーは17℃以下で反応するため、18℃では長く入浴できてしまい、深部体温まで下がってしまうのです。
また、冷たい水風呂に我慢して入り続けた場合も、感覚が鈍くなるため、長く入浴できるようになってしまいます。
長くても2分以内には上がるようにしましょう。