台湾北部にある最大の都市「台北（タイペイ）」。　　

今回は、台湾事業部のコウとティンが台湾台北市の魅力的スポットをご案内。　

さくらもちくんも、チャイナ服に身を包み、新たな冒険に出発！ 　　

最初に足を踏み入れたのは、　

台北から北1時間半のバス旅でたどり着く、　

山々に囲まれた九份（ジォウフン）。　

ここは、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台ともいわれ、　

不思議な世界にはいりこんだような感覚になる場所だ。

九份老街（ジョウフンラオジエ）のバス停に着いたら、　

お土産ショップや屋台が立ち並ぶ「基山街」の通りに入ろう。　　

客寄せの声、誘惑的な香り、真っ赤な提灯の鮮やかさが、　

まさに台湾の魅力をたっぷりと感じさせてくれる活気ある通りだ。　　

美味しそうな匂いに誘われ、歩くたびについ足が止まる。

食べ歩きを堪能し、通りの突き当たりに着くと、　

街を縦に貫く石段と赤提灯が並ぶレトロな館が現れた。　　

まるで映画の一場面を切り取ったかのようなレトロな雰囲気は、　

どの角度から見てもまさに絵になる美しさ。　　

眺望の素晴らしい茶藝館（喫茶店）が並んでいるので、　

ここでひと息つくのがおすすめ。

そして、九份を訪れたらぜひ味わってほしいのが、　

地元で評判の高いスイーツ「芋圓（ユーユェン）」。　

台湾のタロイモから作られた団子に　

あずき・大豆・緑豆の三種類がトッピングされた　

ぜんざいのようなもの。　

見た目も可愛い団子は、　

もっちもちで芋の自然な甘みが詰まっていて、　

たまらない美味しさ。 　　

今回は、昼に訪れたので観光客で賑わっていたが、　

午前中だと混雑を避けてゆったり散策でき、　

夜だと提灯が灯るノスタルジックな雰囲気と　

夜景が楽しめる♪ぜひ時間を変えて何度も訪れていただきたい。　

次なる冒険の舞台は、　

パワフルなエネルギーが漂う「龍山寺(リュウザンジ)」。　

創建から約270年、台北で最も歴史のあるお寺だ。　

願い事をすればご利益が訪れるとされ、　

地元の人々からも厚い信仰が寄せられている。 　

厳かな正面の門をくぐり抜けたら、　

まず右手にある入り口「龍門」へ向かう。　

ここから境内に足を踏み入れると、　

目を引くのは緻密な彫刻が施された建造物の数々。　

国家の古跡に指定された芸術的なつくりで、　

その美しさに見とれてしまう。

約1,800坪にも及ぶ境内は広大で、　

中心には祈りを捧げる本殿が、　

右から反時計回りに進むと学問、商売、子宝、恋愛など、　

多岐にわたる神々が祀られた後殿が広がる。　

台湾独特のお参りの儀式では、　

線香を頭上に掲げて3回の礼拝を行い、　

心の奥底から神様に　自分の名前、年齢、　職業、住所、　

そして願いを伝える。　

寺の出口付近には、お守りや数珠、　

絵はがきなどの売店があり、　

健康や仕事のお守りからペットのお守りまで、　

多彩なアイテムが並ぶ。　

自分へのお守りはもちろん、　

大切な人への贈り物としても、　

心躍る品々が満載だ。 　　

心に秘めた願いが叶うように、　

台北の至宝「龍山寺」を訪れてみてはいかがだろうか。　

きっと強力なパワーがもらえるはずだ。

取材日：11月中旬

文章：山口、写真：大崎

＼台湾グルメをご紹介／

①小籠包　

モチモチツルツルの薄い皮に包まれた熱々のスープと　

ジューシーな肉餡が特徴の小籠包。　

できたては熱々なので火傷に要注意！　

②牛肉麺 (ニュウロウミェン)

コシのある生麺に、　

牛すね肉を煮込んで作る素朴で味わい深いスープ、　

とろっとろな牛肉が絡み合って美味しい。　

③魯肉飯 (ルーロウファン)

台湾の屋台や食堂でよく見る庶民的な料理。

トロトロ食感の豚肉と、肉汁が染みこんだごはんは、

食べ始めたら止まらない。

④胡椒餅

パリっとした生地の中に、

ネギと豚肉がたっぷり入っている胡椒餅。

焼きたての胡椒餅をひと口食べれば肉汁があふれ、

ピリッとした胡椒風味がやみつきに！