健康コラム
健康コラム
この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
寒い季節になると、一日の終わりにお風呂でゆっくり温まりたくなりますよね。
そんな中、特に気を付けたいのがヒートショック。
実は、「日本は世界一ヒートショックが多い」ということをご存じですか?
欧米では、『寒さは人を弱くする』という考え方のもと、暖房をつけっぱなしにするなど、断熱に力を入れています。
アメリカでは、州によっては法律で室温を規定しているところも。
『寒さは人を強くする』と考えて寒さを我慢する傾向にある日本ですが、ヒートショックのリスクを理解し、正しく対策していきましょう。
ヒートショックが原因と推定される入浴中の死亡者数は、11年間で約1.7倍も増加しており、現在では交通事故による死亡者数よりも多い数字となっています。
●溺死者数(厚生労働省)
●交通事故死者数(24時間以内・警察庁)
浴室での溺死者は女性よりも男性の方が多く、そのうち65歳以上が9割以上を占めています。
また、11月~1月にかけて急増し、寒い廊下やトイレでのヒートショックも含めると、年間約2万人もの人が亡くなっているといわれています。
そもそも、ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が変動し、脳卒中や心筋梗塞などの血管障害を引き起こす現象です。
10℃以上の温度差がある場合、特にリスクが高まるといわれています。
ヒートショックの対策法は、大きく分けて二つ。
日々の生活習慣の改善と、気温差を抑える環境を意識することが大切です。
「血圧」と「寒暖差」が予防のポイントです。
まずは、喫煙などの高血圧リスクを避け、定期的な測定で血圧を管理しましょう。
また、トイレや廊下の床にマットを敷いたりヒーターを置いたりするなどして、温度差を少なくする工夫をしましょう。
ヒートショックの原因のひとつは、「日本の家が寒すぎること」。
日本以外の先進国は、地球環境や国民生活を重視する傾向があるため、省エネや国民の健康対策として窓の断熱性能『U値(熱貫流率)』を義務化しています。
世界では、窓ガラスは二重か三重で、断熱材で厚い壁、屋根、床が当たり前。
日本の住宅は世界的にかなり遅れているのです。
断熱基準が高い北海道ではヒートショックの件数が少ないことから、住宅性能を高めることが重要であることが分かります。
リビングや寝室以外にもエアコンやヒーターなどを設置する「全室空調」を整えたり、リフォームや新築の際に家じゅうを常に空調する「全館空調」を意識して設計するのもオススメです。
この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
寒い季節になると、一日の終わりにお風呂でゆっくり温まりたくなりますよね。
そんな中、特に気を付けたいのがヒートショック。
実は、「日本は世界一ヒートショックが多い」ということをご存じですか?
欧米では、『寒さは人を弱くする』という考え方のもと、暖房をつけっぱなしにするなど、断熱に力を入れています。
アメリカでは、州によっては法律で室温を規定しているところも。
『寒さは人を強くする』と考えて寒さを我慢する傾向にある日本ですが、ヒートショックのリスクを理解し、正しく対策していきましょう。
ヒートショックが原因と推定される入浴中の死亡者数は、11年間で約1.7倍も増加しており、現在では交通事故による死亡者数よりも多い数字となっています。
●溺死者数(厚生労働省)
●交通事故死者数(24時間以内・警察庁)
浴室での溺死者は女性よりも男性の方が多く、そのうち65歳以上が9割以上を占めています。
また、11月~1月にかけて急増し、寒い廊下やトイレでのヒートショックも含めると、年間約2万人もの人が亡くなっているといわれています。
そもそも、ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が変動し、脳卒中や心筋梗塞などの血管障害を引き起こす現象です。
10℃以上の温度差がある場合、特にリスクが高まるといわれています。
ヒートショックの対策法は、大きく分けて二つ。
日々の生活習慣の改善と、気温差を抑える環境を意識することが大切です。
「血圧」と「寒暖差」が予防のポイントです。
まずは、喫煙などの高血圧リスクを避け、定期的な測定で血圧を管理しましょう。
また、トイレや廊下の床にマットを敷いたりヒーターを置いたりするなどして、温度差を少なくする工夫をしましょう。
ヒートショックの原因のひとつは、「日本の家が寒すぎること」。
日本以外の先進国は、地球環境や国民生活を重視する傾向があるため、省エネや国民の健康対策として窓の断熱性能『U値(熱貫流率)』を義務化しています。
世界では、窓ガラスは二重か三重で、断熱材で厚い壁、屋根、床が当たり前。
日本の住宅は世界的にかなり遅れているのです。
断熱基準が高い北海道ではヒートショックの件数が少ないことから、住宅性能を高めることが重要であることが分かります。
リビングや寝室以外にもエアコンやヒーターなどを設置する「全室空調」を整えたり、リフォームや新築の際に家じゅうを常に空調する「全館空調」を意識して設計するのもオススメです。