グルメ&旅コラム
グルメ&旅コラム
この記事を書いたスタッフ
企画部 奥
映画とコーヒーが好きで、一人でふら~っと出かける事が多いです。 何気ない暮らしの中に、ワクワクする情報をお届けします!
『尾張名古屋は城で持つ』
これは江戸時代に流行した俗謡の一節で、
「尾張の名古屋は新しい城が出来たために栄えるだろう」
という意味の言葉だ。
今回は愛知県名古屋市のシンボル、
名古屋城で、歴史と芸術に触れる旅に出かけてきた。
名古屋城は、徳川家康が西国・北国の大名らに命じて築いた城。
初代の義直以降、16人の藩主が守り、
約260年にわたって尾張徳川家の居城となっていた。
昭和になると名古屋城は城郭として初めての国宝に。
名古屋のシンボルとなったが、戦災でその姿は失われる。
戦後、名古屋城再建を願う声は市民からも高まり、
国内外から多くの募金が寄せられ、
1957年(昭和32)、天守閣再建に着工。
鉄骨鉄筋コンクリート造で再建された。
取材当時、天守閣は耐震工事中のため入ることができなかったが、
遠くから見えるその姿は威風堂々という言葉がピッタリで
見ている我々の背すじがピンとのびるほどだ。
城の守り神ともいわれる有名な金のしゃちほこが
天に向かって尾を逆立てている。
外国人観光客も多く、カメラを手に見惚れる姿も印象的だ。
今回の一番の見どころは、
1615年に徳川家康の命によって建てられた本丸御殿。
将軍が上洛する際に宿泊する特別な建造物だ。
こちらも戦災により一度焼失しているが、
幸い戦前に計測した図面や写真は無事だったので
その時の史料をもとに復元工事が進められ、
2013年より順次公開されている。
まず目に入ったのが
消失を免れた国指定の重要文化財である
「竹林豹虎図」(ちくりんひょうこず)
竹林で戯れる豹や虎の姿が描かれている障壁画が、とにかく神々しい......。
入ってすぐに徳川家の威厳を目の当たりにしたような気持ちになった。
その先にも続く繊細で豪華な襖絵等は圧巻の再現度!
400年前もこんなにきらびやかだったとは...
と驚きの連続だ。
他にも細かい彫刻が施された欄間の見事さは
時が経つのも忘れるほど見入ってしまう。
まるで美術館にいるようだ。
時間の許す限り、この空間にずっといたくなる。
本丸御殿を後にし、本丸を囲む内堀を見ながら
少し休憩していると何か動くものを発見。
「あれ、動物がいる?見間違いかな?」
そう言いながら目をこらしてみると、
そこには可愛らしい鹿の姿が!
実は名古屋城の内堀には江戸時代から鹿が飼われているそうで、
城の名物のひとつとなっている。
多い時は50頭以上いたそうだが、現在は二頭。
鹿はどちらも高齢で、
市の職員が大切ににお世話をしているそうだ。
その他にも城内の石垣の中で最大といわれている
加藤清正の『清正石』もあり
歴史に詳しくなくとも、
思わずシャッターを切りたくなるポイントが満載。
季節ごとの祭りや様々なイベントも催されている。
この魅力的な地に足を運んでみてはいかがだろうか?
--------------------
名古屋城総合事務所
名古屋市中区本丸1番1号
公式HP:https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/info/fee/
--------------------
〈食べ物編〉
名古屋城近くにある「金シャチ横丁」は、
「新風・変化」の宗春ゾーン
「伝統・正統」の直義ゾーン
とコンセプトで分かれており、
名古屋の名物料理を扱う飲食店が並んでいるので気軽に食べ歩きできる。
味がしっかりついた
皮パリパリの手羽先!
八丁味噌味で濃厚な田楽
鯛焼きではなく金シャチ焼き
お土産物屋さんの中には、天守閣と同じ大きさのしゃちほこが!
--------------------
金シャチ横丁
○義直ゾーン(正門エリア)
住所:名古屋市中区三の丸1丁目2番3~5号
○宗春ゾーン(東門エリア)
住所:名古屋市中区二の丸1番2・3号
公式HP:https://kinshachi-yokocho.com/?lang=ja
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この記事を書いたスタッフ
企画部 奥
映画とコーヒーが好きで、一人でふら~っと出かける事が多いです。 何気ない暮らしの中に、ワクワクする情報をお届けします!
『尾張名古屋は城で持つ』
これは江戸時代に流行した俗謡の一節で、
「尾張の名古屋は新しい城が出来たために栄えるだろう」
という意味の言葉だ。
今回は愛知県名古屋市のシンボル、
名古屋城で、歴史と芸術に触れる旅に出かけてきた。
名古屋城は、徳川家康が西国・北国の大名らに命じて築いた城。
初代の義直以降、16人の藩主が守り、
約260年にわたって尾張徳川家の居城となっていた。
昭和になると名古屋城は城郭として初めての国宝に。
名古屋のシンボルとなったが、戦災でその姿は失われる。
戦後、名古屋城再建を願う声は市民からも高まり、
国内外から多くの募金が寄せられ、
1957年(昭和32)、天守閣再建に着工。
鉄骨鉄筋コンクリート造で再建された。
取材当時、天守閣は耐震工事中のため入ることができなかったが、
遠くから見えるその姿は威風堂々という言葉がピッタリで
見ている我々の背すじがピンとのびるほどだ。
城の守り神ともいわれる有名な金のしゃちほこが
天に向かって尾を逆立てている。
外国人観光客も多く、カメラを手に見惚れる姿も印象的だ。
今回の一番の見どころは、
1615年に徳川家康の命によって建てられた本丸御殿。
将軍が上洛する際に宿泊する特別な建造物だ。
こちらも戦災により一度焼失しているが、
幸い戦前に計測した図面や写真は無事だったので
その時の史料をもとに復元工事が進められ、
2013年より順次公開されている。
まず目に入ったのが
消失を免れた国指定の重要文化財である
「竹林豹虎図」(ちくりんひょうこず)
竹林で戯れる豹や虎の姿が描かれている障壁画が、とにかく神々しい......。
入ってすぐに徳川家の威厳を目の当たりにしたような気持ちになった。
その先にも続く繊細で豪華な襖絵等は圧巻の再現度!
400年前もこんなにきらびやかだったとは...
と驚きの連続だ。
他にも細かい彫刻が施された欄間の見事さは
時が経つのも忘れるほど見入ってしまう。
まるで美術館にいるようだ。
時間の許す限り、この空間にずっといたくなる。
本丸御殿を後にし、本丸を囲む内堀を見ながら
少し休憩していると何か動くものを発見。
「あれ、動物がいる?見間違いかな?」
そう言いながら目をこらしてみると、
そこには可愛らしい鹿の姿が!
実は名古屋城の内堀には江戸時代から鹿が飼われているそうで、
城の名物のひとつとなっている。
多い時は50頭以上いたそうだが、現在は二頭。
鹿はどちらも高齢で、
市の職員が大切ににお世話をしているそうだ。
その他にも城内の石垣の中で最大といわれている
加藤清正の『清正石』もあり
歴史に詳しくなくとも、
思わずシャッターを切りたくなるポイントが満載。
季節ごとの祭りや様々なイベントも催されている。
この魅力的な地に足を運んでみてはいかがだろうか?
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名古屋城総合事務所
名古屋市中区本丸1番1号
公式HP:https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/info/fee/
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〈食べ物編〉
名古屋城近くにある「金シャチ横丁」は、
「新風・変化」の宗春ゾーン
「伝統・正統」の直義ゾーン
とコンセプトで分かれており、
名古屋の名物料理を扱う飲食店が並んでいるので気軽に食べ歩きできる。
味がしっかりついた
皮パリパリの手羽先!
八丁味噌味で濃厚な田楽
鯛焼きではなく金シャチ焼き
お土産物屋さんの中には、天守閣と同じ大きさのしゃちほこが!
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金シャチ横丁
○義直ゾーン(正門エリア)
住所:名古屋市中区三の丸1丁目2番3~5号
○宗春ゾーン(東門エリア)
住所:名古屋市中区二の丸1番2・3号
公式HP:https://kinshachi-yokocho.com/?lang=ja
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