コラム1

2025年12月24日
【教えて!葉山先生】冬〜初春は"目の不調"が増える季節ってご存じですか?
コラム1
2025年12月24日
【教えて!葉山先生】冬〜初春は"目の不調"が増える季節ってご存じですか?

この記事を書いたスタッフ

さくらの森

── 医学的メカニズムと、今日からできる外側&内側ケア ──

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葉山生命科学研究所所長、眼科医 葉山隆一

[はやま・りゅういち]----1975年に新潟大学医学部を卒業後、アメリカ・ハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学(MIT)で学び、眼科医としてのキャリアを築く。その後、日本に帰国し、埼玉県大宮で眼科クリニックを開設、患者に向き合う傍ら、葉山生命科学研究所所長として研究活動を行い、目の栄養に関する研究を深める。現在も日米で研究を進めながら、講演会を行っている。著書に『医者がお手上げだった目の病気の次世代栄養素』(メタモル出版)など

こんにちは、眼科医の葉山です。

冬から春先にかけて、
「視界がかすむ」
「夕方だけ見づらい」
「ピントが合いにくい」
という相談が毎年多く寄せられます。

実は冬から春先の不調には、
季節性の医学的な理由があるのです。

今回は、そのメカニズムをわかりやすくお伝えし、
さらに、外側ケアと内側ケアの両方から
"見え方を守る方法"をご紹介します!

 

 

冬〜春先に目が疲れやすくなる"3つの医学的根拠"

 

 

① 乾燥により涙が蒸発しやすく、光が乱れる(涙液蒸発亢進)

冬は乾燥しやすく、湿度が低いため、
涙が蒸発しやすくなります。

この状態は 「涙液蒸発亢進(ていえきじょうはつこうしん)」 と呼ばれます。

涙は
・角膜の保護
・光の屈折を滑らかにする
という役割を持つため、涙のバランスが崩れると、

・朝のぼやけ
・文字のにじみ
・視界の不鮮明さ

といった症状が出やすくなります。

 

 

② 冷えによる"網膜循環の低下"でピント調節が不安定に

目の奥にある"毛様体筋(もうようたいきん)"は、
ピント調節に関わる筋肉です。

寒さで血流が落ちると、
この筋肉が硬くなります。

その結果、

・夕方になると急に見えにくい
・近く→遠くの切り替えがスムーズにいかない
・長時間作業で疲れやすい

という変化が現れやすいのです。

 

 

③ 花粉・黄砂による"眼表面の炎症反応"

春先にはスギ花粉・黄砂が増え、
目の表面に炎症が起きやすくなります。

これにより涙の質(涙液層)が乱れ、

・かゆみ
・涙目
・表面の乾燥
・視界のぼやけ

といった複数の不調が重なります。

 

 

今日からできる"外側ケア"を3つ紹介します

 

目の血流・筋肉・緊張状態など、
機能面のサポートに効果的なケアをご紹介します。
診察でもよくお伝えしている、継続しやすい方法です!


① 温めることで血流改善(ホットアイパック)

蒸しタオルやホットアイマスクを5分ほど
目の上にのせます。

m2.jpg

血流が戻って、毛様体筋がふっと緩みます。

「視界が軽くなりました」
と言われる方が本当に多い方法です。


【レンジで簡単!蒸しタオル】

m1.jpg

・タオルを水で濡らして軽く絞る
・電子レンジ500wで約40秒加熱する

※手で触ってみて熱すぎない温度になってから使用して下さい

 

 

② ツボ押しで目の周りの巡りを整える

特におすすめなのが、

晴明(せいめい)=目頭の内側
やさしく 5秒 × 3回押す

太陽(たいよう)=眉尻と目尻の間
10秒 × 3回円を描くようにほぐす

強く押す必要はありません。

02.jpg

めぐりが整って、重だるさが抜けやすくなります。

 

 

③ ピント調節筋のストレッチ(遠近トレーニング)

①2〜3m先を見る(5秒)

②手元30cmの指を見る(5秒)

→ 5〜6回繰り返す

03.jpg

毛様体筋の硬さが和らぎ、ピント切り替えがスムーズになります。

 

 

"外側ケアだけでは補えない部分"を支えるのが内側ケア

 

乾燥や冷えによる目のダメージから網膜を守るには
"内側のケア=栄養" が欠かせません。

そこで私が冬〜春に特に意識してほしいのは次の3つです。


① ルテイン・ゼアキサンチン(黄斑部の光防御)

黄斑部に存在する天然色素で、
ブルーライト・紫外線などの光刺激を吸収し、
網膜の負担を軽減します。

4.jpg

② ビルベリーアントシアニン(ピント調節筋のサポート)

北欧で研究が進む成分で、
毛様体筋の働きを助け、見え方の安定に貢献するとされています。

③ ビタミン類(酸化ストレスの抑制)

特にビタミンE・Cは、
活性酸素を抑え、光ダメージから守る"抗酸化の要"。

 

 

外側×内側、両方を整えることで季節の負担に強くなる

冬〜初春は、乾燥・冷え・炎症など、
目にとって負担の多い季節ですが、
少しの習慣で見え方は大きく変えられます。

「最近ちょっと見えにくい...」
そんな小さなサインを見逃さず、
無理なく続けられるケアを
ぜひ今日から取り入れてみてください。

この記事を書いたスタッフ

さくらの森

── 医学的メカニズムと、今日からできる外側&内側ケア ──

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葉山生命科学研究所所長、眼科医 葉山隆一

[はやま・りゅういち]----1975年に新潟大学医学部を卒業後、アメリカ・ハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学(MIT)で学び、眼科医としてのキャリアを築く。その後、日本に帰国し、埼玉県大宮で眼科クリニックを開設、患者に向き合う傍ら、葉山生命科学研究所所長として研究活動を行い、目の栄養に関する研究を深める。現在も日米で研究を進めながら、講演会を行っている。著書に『医者がお手上げだった目の病気の次世代栄養素』(メタモル出版)など

こんにちは、眼科医の葉山です。

冬から春先にかけて、
「視界がかすむ」
「夕方だけ見づらい」
「ピントが合いにくい」
という相談が毎年多く寄せられます。

実は冬から春先の不調には、
季節性の医学的な理由があるのです。

今回は、そのメカニズムをわかりやすくお伝えし、
さらに、外側ケアと内側ケアの両方から
"見え方を守る方法"をご紹介します!

 

 

冬〜春先に目が疲れやすくなる"3つの医学的根拠"

 

 

① 乾燥により涙が蒸発しやすく、光が乱れる(涙液蒸発亢進)

冬は乾燥しやすく、湿度が低いため、
涙が蒸発しやすくなります。

この状態は 「涙液蒸発亢進(ていえきじょうはつこうしん)」 と呼ばれます。

涙は
・角膜の保護
・光の屈折を滑らかにする
という役割を持つため、涙のバランスが崩れると、

・朝のぼやけ
・文字のにじみ
・視界の不鮮明さ

といった症状が出やすくなります。

 

 

② 冷えによる"網膜循環の低下"でピント調節が不安定に

目の奥にある"毛様体筋(もうようたいきん)"は、
ピント調節に関わる筋肉です。

寒さで血流が落ちると、
この筋肉が硬くなります。

その結果、

・夕方になると急に見えにくい
・近く→遠くの切り替えがスムーズにいかない
・長時間作業で疲れやすい

という変化が現れやすいのです。

 

 

③ 花粉・黄砂による"眼表面の炎症反応"

春先にはスギ花粉・黄砂が増え、
目の表面に炎症が起きやすくなります。

これにより涙の質(涙液層)が乱れ、

・かゆみ
・涙目
・表面の乾燥
・視界のぼやけ

といった複数の不調が重なります。

 

 

今日からできる"外側ケア"を3つ紹介します

 

目の血流・筋肉・緊張状態など、
機能面のサポートに効果的なケアをご紹介します。
診察でもよくお伝えしている、継続しやすい方法です!


① 温めることで血流改善(ホットアイパック)

蒸しタオルやホットアイマスクを5分ほど
目の上にのせます。

m2.jpg

血流が戻って、毛様体筋がふっと緩みます。

「視界が軽くなりました」
と言われる方が本当に多い方法です。


【レンジで簡単!蒸しタオル】

m1.jpg

・タオルを水で濡らして軽く絞る
・電子レンジ500wで約40秒加熱する

※手で触ってみて熱すぎない温度になってから使用して下さい

 

 

② ツボ押しで目の周りの巡りを整える

特におすすめなのが、

晴明(せいめい)=目頭の内側
やさしく 5秒 × 3回押す

太陽(たいよう)=眉尻と目尻の間
10秒 × 3回円を描くようにほぐす

強く押す必要はありません。

02.jpg

めぐりが整って、重だるさが抜けやすくなります。

 

 

③ ピント調節筋のストレッチ(遠近トレーニング)

①2〜3m先を見る(5秒)

②手元30cmの指を見る(5秒)

→ 5〜6回繰り返す

03.jpg

毛様体筋の硬さが和らぎ、ピント切り替えがスムーズになります。

 

 

"外側ケアだけでは補えない部分"を支えるのが内側ケア

 

乾燥や冷えによる目のダメージから網膜を守るには
"内側のケア=栄養" が欠かせません。

そこで私が冬〜春に特に意識してほしいのは次の3つです。


① ルテイン・ゼアキサンチン(黄斑部の光防御)

黄斑部に存在する天然色素で、
ブルーライト・紫外線などの光刺激を吸収し、
網膜の負担を軽減します。

4.jpg

② ビルベリーアントシアニン(ピント調節筋のサポート)

北欧で研究が進む成分で、
毛様体筋の働きを助け、見え方の安定に貢献するとされています。

③ ビタミン類(酸化ストレスの抑制)

特にビタミンE・Cは、
活性酸素を抑え、光ダメージから守る"抗酸化の要"。

 

 

外側×内側、両方を整えることで季節の負担に強くなる

冬〜初春は、乾燥・冷え・炎症など、
目にとって負担の多い季節ですが、
少しの習慣で見え方は大きく変えられます。

「最近ちょっと見えにくい...」
そんな小さなサインを見逃さず、
無理なく続けられるケアを
ぜひ今日から取り入れてみてください。

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