コラム1
コラム1
この記事を書いたスタッフ
さくらの森
── 医学的メカニズムと、今日からできる外側&内側ケア ──
葉山生命科学研究所所長、眼科医 葉山隆一
[はやま・りゅういち]----1975年に新潟大学医学部を卒業後、アメリカ・ハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学(MIT)で学び、眼科医としてのキャリアを築く。その後、日本に帰国し、埼玉県大宮で眼科クリニックを開設、患者に向き合う傍ら、葉山生命科学研究所所長として研究活動を行い、目の栄養に関する研究を深める。現在も日米で研究を進めながら、講演会を行っている。著書に『医者がお手上げだった目の病気の次世代栄養素』(メタモル出版)など
こんにちは、眼科医の葉山です。
冬から春先にかけて、
「視界がかすむ」
「夕方だけ見づらい」
「ピントが合いにくい」
という相談が毎年多く寄せられます。
実は冬から春先の不調には、
季節性の医学的な理由があるのです。
今回は、そのメカニズムをわかりやすくお伝えし、
さらに、外側ケアと内側ケアの両方から
"見え方を守る方法"をご紹介します!
冬〜春先に目が疲れやすくなる"3つの医学的根拠"
① 乾燥により涙が蒸発しやすく、光が乱れる(涙液蒸発亢進)
冬は乾燥しやすく、湿度が低いため、
涙が蒸発しやすくなります。
この状態は 「涙液蒸発亢進(ていえきじょうはつこうしん)」 と呼ばれます。
涙は
・角膜の保護
・光の屈折を滑らかにする
という役割を持つため、涙のバランスが崩れると、
・朝のぼやけ
・文字のにじみ
・視界の不鮮明さ
といった症状が出やすくなります。
② 冷えによる"網膜循環の低下"でピント調節が不安定に
目の奥にある"毛様体筋(もうようたいきん)"は、
ピント調節に関わる筋肉です。
寒さで血流が落ちると、
この筋肉が硬くなります。
その結果、
・夕方になると急に見えにくい
・近く→遠くの切り替えがスムーズにいかない
・長時間作業で疲れやすい
という変化が現れやすいのです。
③ 花粉・黄砂による"眼表面の炎症反応"
春先にはスギ花粉・黄砂が増え、
目の表面に炎症が起きやすくなります。
これにより涙の質(涙液層)が乱れ、
・かゆみ
・涙目
・表面の乾燥
・視界のぼやけ
といった複数の不調が重なります。
今日からできる"外側ケア"を3つ紹介します
目の血流・筋肉・緊張状態など、
機能面のサポートに効果的なケアをご紹介します。
診察でもよくお伝えしている、継続しやすい方法です!
① 温めることで血流改善(ホットアイパック)
蒸しタオルやホットアイマスクを5分ほど
目の上にのせます。

血流が戻って、毛様体筋がふっと緩みます。
「視界が軽くなりました」
と言われる方が本当に多い方法です。
【レンジで簡単!蒸しタオル】

・タオルを水で濡らして軽く絞る
・電子レンジ500wで約40秒加熱する
※手で触ってみて熱すぎない温度になってから使用して下さい
② ツボ押しで目の周りの巡りを整える
特におすすめなのが、
①晴明(せいめい)=目頭の内側
→ やさしく 5秒 × 3回押す
②太陽(たいよう)=眉尻と目尻の間
→ 10秒 × 3回円を描くようにほぐす
強く押す必要はありません。

めぐりが整って、重だるさが抜けやすくなります。
③ ピント調節筋のストレッチ(遠近トレーニング)
①2〜3m先を見る(5秒)
②手元30cmの指を見る(5秒)
→ 5〜6回繰り返す

毛様体筋の硬さが和らぎ、ピント切り替えがスムーズになります。
"外側ケアだけでは補えない部分"を支えるのが内側ケア
乾燥や冷えによる目のダメージから網膜を守るには
"内側のケア=栄養" が欠かせません。
そこで私が冬〜春に特に意識してほしいのは次の3つです。
① ルテイン・ゼアキサンチン(黄斑部の光防御)
黄斑部に存在する天然色素で、
ブルーライト・紫外線などの光刺激を吸収し、
網膜の負担を軽減します。

② ビルベリーアントシアニン(ピント調節筋のサポート)
北欧で研究が進む成分で、
毛様体筋の働きを助け、見え方の安定に貢献するとされています。
③ ビタミン類(酸化ストレスの抑制)
特にビタミンE・Cは、
活性酸素を抑え、光ダメージから守る"抗酸化の要"。
外側×内側、両方を整えることで季節の負担に強くなる
冬〜初春は、乾燥・冷え・炎症など、
目にとって負担の多い季節ですが、
少しの習慣で見え方は大きく変えられます。
「最近ちょっと見えにくい...」
そんな小さなサインを見逃さず、
無理なく続けられるケアを
ぜひ今日から取り入れてみてください。
この記事を書いたスタッフ
さくらの森
── 医学的メカニズムと、今日からできる外側&内側ケア ──
葉山生命科学研究所所長、眼科医 葉山隆一
[はやま・りゅういち]----1975年に新潟大学医学部を卒業後、アメリカ・ハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学(MIT)で学び、眼科医としてのキャリアを築く。その後、日本に帰国し、埼玉県大宮で眼科クリニックを開設、患者に向き合う傍ら、葉山生命科学研究所所長として研究活動を行い、目の栄養に関する研究を深める。現在も日米で研究を進めながら、講演会を行っている。著書に『医者がお手上げだった目の病気の次世代栄養素』(メタモル出版)など
こんにちは、眼科医の葉山です。
冬から春先にかけて、
「視界がかすむ」
「夕方だけ見づらい」
「ピントが合いにくい」
という相談が毎年多く寄せられます。
実は冬から春先の不調には、
季節性の医学的な理由があるのです。
今回は、そのメカニズムをわかりやすくお伝えし、
さらに、外側ケアと内側ケアの両方から
"見え方を守る方法"をご紹介します!
冬〜春先に目が疲れやすくなる"3つの医学的根拠"
① 乾燥により涙が蒸発しやすく、光が乱れる(涙液蒸発亢進)
冬は乾燥しやすく、湿度が低いため、
涙が蒸発しやすくなります。
この状態は 「涙液蒸発亢進(ていえきじょうはつこうしん)」 と呼ばれます。
涙は
・角膜の保護
・光の屈折を滑らかにする
という役割を持つため、涙のバランスが崩れると、
・朝のぼやけ
・文字のにじみ
・視界の不鮮明さ
といった症状が出やすくなります。
② 冷えによる"網膜循環の低下"でピント調節が不安定に
目の奥にある"毛様体筋(もうようたいきん)"は、
ピント調節に関わる筋肉です。
寒さで血流が落ちると、
この筋肉が硬くなります。
その結果、
・夕方になると急に見えにくい
・近く→遠くの切り替えがスムーズにいかない
・長時間作業で疲れやすい
という変化が現れやすいのです。
③ 花粉・黄砂による"眼表面の炎症反応"
春先にはスギ花粉・黄砂が増え、
目の表面に炎症が起きやすくなります。
これにより涙の質(涙液層)が乱れ、
・かゆみ
・涙目
・表面の乾燥
・視界のぼやけ
といった複数の不調が重なります。
今日からできる"外側ケア"を3つ紹介します
目の血流・筋肉・緊張状態など、
機能面のサポートに効果的なケアをご紹介します。
診察でもよくお伝えしている、継続しやすい方法です!
① 温めることで血流改善(ホットアイパック)
蒸しタオルやホットアイマスクを5分ほど
目の上にのせます。

血流が戻って、毛様体筋がふっと緩みます。
「視界が軽くなりました」
と言われる方が本当に多い方法です。
【レンジで簡単!蒸しタオル】

・タオルを水で濡らして軽く絞る
・電子レンジ500wで約40秒加熱する
※手で触ってみて熱すぎない温度になってから使用して下さい
② ツボ押しで目の周りの巡りを整える
特におすすめなのが、
①晴明(せいめい)=目頭の内側
→ やさしく 5秒 × 3回押す
②太陽(たいよう)=眉尻と目尻の間
→ 10秒 × 3回円を描くようにほぐす
強く押す必要はありません。

めぐりが整って、重だるさが抜けやすくなります。
③ ピント調節筋のストレッチ(遠近トレーニング)
①2〜3m先を見る(5秒)
②手元30cmの指を見る(5秒)
→ 5〜6回繰り返す

毛様体筋の硬さが和らぎ、ピント切り替えがスムーズになります。
"外側ケアだけでは補えない部分"を支えるのが内側ケア
乾燥や冷えによる目のダメージから網膜を守るには
"内側のケア=栄養" が欠かせません。
そこで私が冬〜春に特に意識してほしいのは次の3つです。
① ルテイン・ゼアキサンチン(黄斑部の光防御)
黄斑部に存在する天然色素で、
ブルーライト・紫外線などの光刺激を吸収し、
網膜の負担を軽減します。

② ビルベリーアントシアニン(ピント調節筋のサポート)
北欧で研究が進む成分で、
毛様体筋の働きを助け、見え方の安定に貢献するとされています。
③ ビタミン類(酸化ストレスの抑制)
特にビタミンE・Cは、
活性酸素を抑え、光ダメージから守る"抗酸化の要"。
外側×内側、両方を整えることで季節の負担に強くなる
冬〜初春は、乾燥・冷え・炎症など、
目にとって負担の多い季節ですが、
少しの習慣で見え方は大きく変えられます。
「最近ちょっと見えにくい...」
そんな小さなサインを見逃さず、
無理なく続けられるケアを
ぜひ今日から取り入れてみてください。




