グルメ&旅コラム
グルメ&旅コラム
この記事を書いたスタッフ
企画部 山口
国内外問わず旅行が好きで、その土地ならではの食べ物や体験、交流を楽しんでいます♪日々アンテナを張って、より良い情報を発信します!
耳納連山(みのうれんざん)が広がり、大自然溢れる、
福岡県久留米市田主丸(たぬしまる)町。
「楽しく生まる」田主丸町の名の由来とも言われ、
楽しく心のままに人生を送る「楽生(らいく)」の精神が
この街の人たちの心に息づいてる。
なだらかな山道を登っていくと美しい森の中に可愛らしい看板が。
看板に導かれ進んでいくと、ひっそりと森の中にワイナリーが見えてくる。
今回訪れたのは、1972年創業の『巨峰ワイナリー』。
ワイン好きの中には、一瞬「んっ??巨峰」と思った方も多いだろう。
ワインの原料はブドウが主流だが、
なんとここは巨峰栽培発祥の地で、
世界で初めて巨峰ワインを作ったお店なのだ。
江戸時代から続く若竹屋酒造の13代目蔵元の伝兵衛(でんべえ)が
1970年にフランスのボルドーで極上の酵母菌に出会い、
研究を重ねた末、
1972年(昭和47年)に日本初の「巨峰ワイン」が誕生した。
そして今年は巨峰ワインができて50周年。
「この土地は昔から農産物が豊富に取れる土地で、ワインが有名なフランス南部のボルドーやアルザスと気候や地勢が似ているんですよ」
と言うのはスタッフの相良(さがら)さん。
この日はちょうど巨峰の仕分けを行う日で、
収穫された新鮮な巨峰は職人の手で一つひとつ選別が行われていた。
素材としっかり向き合い製造には、多くの手間と時間がかかるそう。
そんな『巨峰ワイナリー』には、
巨峰ワインを求めて県外や海外からもお客様がやってくる。
こちらのワイナリーでは無料で地下の貯蔵庫を見学できる。
ヨーロッパのような石畳で造られたような階段を降りていく......
どこか探検隊なった気分だ。
貯蔵庫では、樽ではなく一升瓶にワインが保管されている。
巨峰ワインは熟成させると樽の風味に負けてしまうらしい。
ここでは歴史について知れたり、昔のワイン造りの道具が展示してあったりして、なかなか見応えもある。
貯蔵庫を出ると、そこには雄大な巨峰畑が広がっていて、
ずっしりとした巨峰が収穫の時を待っている。
今にも食べてしまいたいぐらいみずみずしくて美味しそう。
販売店『MINOU』では、ワイナリーで作られているお酒を試飲できる。
店内に入ると沢山の鮮やかな季節のフルーツワインが10数種類程並べられていた。
いざ試飲!!
でもどれから飲めばいいかわからない......。
するとスタッフの方からを『ワインの赤ちゃん』という、
今年一番初めに収穫された巨峰で一番初めに仕込んだ生まれたばかりの巨峰のワインを頂いた。
巨峰の香りがほのかに残り、果汁の甘さがやさしい。
透明感のある爽やかな酸味。
今まで味わったことがない味に思わず笑みを溢してしまう。
甘いのもいいが、大人な味も楽しんでみたい。
『巨峰葡萄酒』の白のドライを頂いた。
こちらは和食に合うような日本酒のようなキリッとした味わい。
最初はワインにしてはすっきりしすぎかなっと思ったが、
飲めば飲むほど、どのジャンルにも当てはまらない不思議な美味しさにはまっていく。
貯蔵庫の横の階段を登ったところにある森のレストラン『ホイリゲ』では、
田主丸の町を一望しながら、美味しいワインとお食事が楽しめる。
お店では若い方から年配の方まで
和気あいあいとワインを片手に食事と会話を楽しんでいた。
これこそ『楽しく生まる』。
ワイン造りの想いや歴史に触れながら、
普段なかなか出会えないような体験ができるワイナリー。
美味しい空気と豊かな自然にも癒されること間違いなし。
ちょうどワインが飲みたくなるこの時期に行ってみてはいかがだろうか。
(取材日:8月上旬)
この記事を書いたスタッフ
企画部 山口
国内外問わず旅行が好きで、その土地ならではの食べ物や体験、交流を楽しんでいます♪日々アンテナを張って、より良い情報を発信します!
耳納連山(みのうれんざん)が広がり、大自然溢れる、
福岡県久留米市田主丸(たぬしまる)町。
「楽しく生まる」田主丸町の名の由来とも言われ、
楽しく心のままに人生を送る「楽生(らいく)」の精神が
この街の人たちの心に息づいてる。
なだらかな山道を登っていくと美しい森の中に可愛らしい看板が。
看板に導かれ進んでいくと、ひっそりと森の中にワイナリーが見えてくる。
今回訪れたのは、1972年創業の『巨峰ワイナリー』。
ワイン好きの中には、一瞬「んっ??巨峰」と思った方も多いだろう。
ワインの原料はブドウが主流だが、
なんとここは巨峰栽培発祥の地で、
世界で初めて巨峰ワインを作ったお店なのだ。
江戸時代から続く若竹屋酒造の13代目蔵元の伝兵衛(でんべえ)が
1970年にフランスのボルドーで極上の酵母菌に出会い、
研究を重ねた末、
1972年(昭和47年)に日本初の「巨峰ワイン」が誕生した。
そして今年は巨峰ワインができて50周年。
「この土地は昔から農産物が豊富に取れる土地で、ワインが有名なフランス南部のボルドーやアルザスと気候や地勢が似ているんですよ」
と言うのはスタッフの相良(さがら)さん。
この日はちょうど巨峰の仕分けを行う日で、
収穫された新鮮な巨峰は職人の手で一つひとつ選別が行われていた。
素材としっかり向き合い製造には、多くの手間と時間がかかるそう。
そんな『巨峰ワイナリー』には、
巨峰ワインを求めて県外や海外からもお客様がやってくる。
こちらのワイナリーでは無料で地下の貯蔵庫を見学できる。
ヨーロッパのような石畳で造られたような階段を降りていく......
どこか探検隊なった気分だ。
貯蔵庫では、樽ではなく一升瓶にワインが保管されている。
巨峰ワインは熟成させると樽の風味に負けてしまうらしい。
ここでは歴史について知れたり、昔のワイン造りの道具が展示してあったりして、なかなか見応えもある。
貯蔵庫を出ると、そこには雄大な巨峰畑が広がっていて、
ずっしりとした巨峰が収穫の時を待っている。
今にも食べてしまいたいぐらいみずみずしくて美味しそう。
販売店『MINOU』では、ワイナリーで作られているお酒を試飲できる。
店内に入ると沢山の鮮やかな季節のフルーツワインが10数種類程並べられていた。
いざ試飲!!
でもどれから飲めばいいかわからない......。
するとスタッフの方からを『ワインの赤ちゃん』という、
今年一番初めに収穫された巨峰で一番初めに仕込んだ生まれたばかりの巨峰のワインを頂いた。
巨峰の香りがほのかに残り、果汁の甘さがやさしい。
透明感のある爽やかな酸味。
今まで味わったことがない味に思わず笑みを溢してしまう。
甘いのもいいが、大人な味も楽しんでみたい。
『巨峰葡萄酒』の白のドライを頂いた。
こちらは和食に合うような日本酒のようなキリッとした味わい。
最初はワインにしてはすっきりしすぎかなっと思ったが、
飲めば飲むほど、どのジャンルにも当てはまらない不思議な美味しさにはまっていく。
貯蔵庫の横の階段を登ったところにある森のレストラン『ホイリゲ』では、
田主丸の町を一望しながら、美味しいワインとお食事が楽しめる。
お店では若い方から年配の方まで
和気あいあいとワインを片手に食事と会話を楽しんでいた。
これこそ『楽しく生まる』。
ワイン造りの想いや歴史に触れながら、
普段なかなか出会えないような体験ができるワイナリー。
美味しい空気と豊かな自然にも癒されること間違いなし。
ちょうどワインが飲みたくなるこの時期に行ってみてはいかがだろうか。
(取材日:8月上旬)