全長41メートル、高さ11メートル、重さ300トン。

ブロンズ像として世界一の大きさを誇る涅槃像（ねはんぞう）は、

糟屋郡（かすやぐん）篠栗町（ささぐりまち）の南蔵院で見ることができる。

福岡市中心部から車で40分ほど、

博多駅から電車で25分の城戸南蔵院前駅から歩いてすぐとアクセスもいい。

南蔵院に到着すると、山、空、緑の木々、そして水の流れる音。

歴史ある場所だというのが樹々の様子からも伺える。

至るところに表情豊かな仏像があり、遊び心も感じる境内は、

パワーチャージだけでなく、色々なことが楽しめる。

それぞれの仏像の由来の説明書きもあるので、学びながら散策しよう。

本堂を中心に、右へ進むと涅槃像、左に進むと大不動明王像があるが、

まずは、1分ほどで到着する大不動明王像を目指す。

高さ11メートルの、燃え盛る炎を背負う大不動明王像を目の前で見ると、

その大きさに圧倒される。

大不動明王像の目の前には、40年ほど前に「雷が落ちた杉の木」がそびえ立つ。

被雷した木には、神様が宿るといわれ、

災いを取り除く神様として崇拝されている。

本堂に向かって右側にある七福神トンネルを抜けると、見えてくるのが大黒堂。

ここには、宝くじの当選を祈願しに来る人が多い。

どうやら、南蔵院のご住職が、宝くじを大黒天様のお札で巻いていたら

見事に高額当選したということで、一躍有名になったそうだ。

大黒堂前の占い池でできる、水みくじも忘れずに。

水に浸すと、文字が浮かび上がり、何がでるのかとワクワクする。

大黒堂から歩いて2〜3分、階段を上がると......ドーンと現れるのが「涅槃像」。

圧倒的な存在感で横たわっている。

涅槃像の前には、1年365日、日付ごとの霊位をお祀りする筒が並んでいる。

正面からお参りした後、足元へ回ってみることに。

それにしても大きな足で、並んでみるとその大きさにびっくり。

あまりの大きさに圧倒される一方、穏やかな顔つきに、どこか心が落ち着いた。

今回訪れたスポットの他にも、篠栗町には多くの歴史的観光名所が存在する。

まるで故郷に帰った時のような不思議な感覚にしてくれる町だ。

心のふるさと篠栗町へ、あなたも訪れてみてはいかがだろうか。

取材日（8月下旬)　撮影：大崎

南蔵院-なんぞういん-

〒811-2405  福岡県糟屋郡篠栗町篠栗1035

電話番号 092-947-7195

営業時間　 9:00～17:00

南蔵院から車を走らせること約25分。

福岡県篠栗町の若杉山の中腹にそびえ立つ人気のカフェに立ち寄った。

壁一面のガラス窓の向こうに、四季折々の絶景パノラマが楽しめる。

篠栗の街並みから福岡市街地までが広がり、

さらにその向こうには玄界灘に浮かぶ島々が連なる。

その景色は、まさに天空からの眺め。

1階はレストラン、2階はカフェで、

ホットサンドなどの軽食からフルコースまで楽しめる。

誕生日や記念日などのお祝いに、

いつもよりちょっと贅沢な食事はいかがだろうか。

土日・祝日の夜は ピアノの生演奏が聴ける♪

茶房わらび野

〒811-2411  福岡県糟屋郡篠栗町若杉20−1

電話番号 092-948-6555 

営業時間　 11:00～16:00 , 17:00 〜 20:00 火曜のみ 11:00 〜 17:00

※情報は変更になる場合がございます。 お出かけ前に必ずご確認ください。