健康コラム

2024年09月04日
【なるほど健康知識9月号】まだまだ注意!秋~冬の「かくれ脱水」
健康コラム
2024年09月04日
【なるほど健康知識9月号】まだまだ注意!秋~冬の「かくれ脱水」

この記事を書いたスタッフ

企画部 毛利

30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪

夏の暑さのピークを越え、少しずつ過ごしやすくなる九月。

しかし、実は秋から冬にかけてのこの時期に、脱水症は第二のピークを迎えることをご存じですか?

本人や周囲が気づかないまま脱水症になりかけている状態を「かくれ脱水」といいます。

脱水は大量に汗をかく夏場にだけ起こると思われがちですが、サインを見逃さず、深刻な症状に陥る前にケアしましょう。

かくれ脱水.png

熱中症と脱水症は違う?

熱中症とは、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態になること。

熱中症になっていないからといって脱水症にならないわけではありません。

脱水症は体内の水分量が不足することが原因であるため、一年を通して起こる可能性があり、夏だけでなく、秋から冬にかけても多くなります。

脱水の原因

体の外に出ていく水分と入ってくる水分のバランスが崩れ、体液が不足することで脱水が起こります。

原因 ①
暑さ

夏場の高温や湿気により、大量に発汗する。

原因_暑さ.png

原因 ②
病気

熱による発汗や下痢、嘔吐などで体液が失われる。

原因_病気.png

原因 ③
水分不足

胃腸の調子が悪い、トイレが近くなるなどの理由で、水分を控えて十分な量を摂取しない。

原因_水分不足.png

原因 ④
乾燥

汗や尿のほか、皮膚からの水分蒸発によって体液が失われる。湿度が低く、乾燥する秋から冬の季節は水分蒸発が進むため、より体液が失われやすい。

原因_乾燥.png

脱水の症状

年齢によって体液の割合は異なり、体内の水分割合が少ない高齢者ほど脱水を起こしやすくなります。

割合.png

脱水症は、体液が失われて減少する体重の割合によって、3段階に分けられます。

脱水症の3段階.png

かくれ脱水のサイン

下記のような症状は、身体が水分不足を訴えているサインです。

少しでもおかしいと思ったら、かくれ脱水を疑いましょう。

●喉が渇く

●体重が短期間で減っている

●尿の色がいつもより濃くなっている

●排尿の回数がいつもより減っている

●風邪などの病気ではないのに37℃前後の微熱がある

●舌がいつもより赤い

●舌が白く覆われている

●舌の表面にひび割れがある

●手足が冷たくなっている

65歳以上の高齢者の場合は、次のような症状にも特に注意が必要です。

●皮膚が乾燥し、つやがない。皮膚がポロポロ落ちる

●口の中が粘つく。つばが少なく、つばを飲み込めないことがある

●便秘になった、あるいは以前よりひどくなっている

●足のすねがむくみ、靴下のゴムの跡が10分以上残る

●皮膚のハリがなくなり、手の甲をつまみ上げて離した後、跡が3秒以上残る

脱水の対策法

排泄(尿・便)、呼気、汗などから一日におよそ2500mLの水分が失われます。

それを補うために、飲み物から最低でも一日1200mL(コップ6杯程度)の水分を摂ることが推奨されています。

水分摂取量と排水量.png

水やお茶だけでは、体内の塩分と水分のバランスの調節に必要なミネラルが不足してしまいます。

経口補水液や、かくれ脱水に効果的な食品を取り入れましょう。

おすすめベスト3.png

この記事を書いたスタッフ

企画部 毛利

30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪

夏の暑さのピークを越え、少しずつ過ごしやすくなる九月。

しかし、実は秋から冬にかけてのこの時期に、脱水症は第二のピークを迎えることをご存じですか?

本人や周囲が気づかないまま脱水症になりかけている状態を「かくれ脱水」といいます。

脱水は大量に汗をかく夏場にだけ起こると思われがちですが、サインを見逃さず、深刻な症状に陥る前にケアしましょう。

かくれ脱水.png

熱中症と脱水症は違う?

熱中症とは、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態になること。

熱中症になっていないからといって脱水症にならないわけではありません。

脱水症は体内の水分量が不足することが原因であるため、一年を通して起こる可能性があり、夏だけでなく、秋から冬にかけても多くなります。

脱水の原因

体の外に出ていく水分と入ってくる水分のバランスが崩れ、体液が不足することで脱水が起こります。

原因 ①
暑さ

夏場の高温や湿気により、大量に発汗する。

原因_暑さ.png

原因 ②
病気

熱による発汗や下痢、嘔吐などで体液が失われる。

原因_病気.png

原因 ③
水分不足

胃腸の調子が悪い、トイレが近くなるなどの理由で、水分を控えて十分な量を摂取しない。

原因_水分不足.png

原因 ④
乾燥

汗や尿のほか、皮膚からの水分蒸発によって体液が失われる。湿度が低く、乾燥する秋から冬の季節は水分蒸発が進むため、より体液が失われやすい。

原因_乾燥.png

脱水の症状

年齢によって体液の割合は異なり、体内の水分割合が少ない高齢者ほど脱水を起こしやすくなります。

割合.png

脱水症は、体液が失われて減少する体重の割合によって、3段階に分けられます。

脱水症の3段階.png

かくれ脱水のサイン

下記のような症状は、身体が水分不足を訴えているサインです。

少しでもおかしいと思ったら、かくれ脱水を疑いましょう。

●喉が渇く

●体重が短期間で減っている

●尿の色がいつもより濃くなっている

●排尿の回数がいつもより減っている

●風邪などの病気ではないのに37℃前後の微熱がある

●舌がいつもより赤い

●舌が白く覆われている

●舌の表面にひび割れがある

●手足が冷たくなっている

65歳以上の高齢者の場合は、次のような症状にも特に注意が必要です。

●皮膚が乾燥し、つやがない。皮膚がポロポロ落ちる

●口の中が粘つく。つばが少なく、つばを飲み込めないことがある

●便秘になった、あるいは以前よりひどくなっている

●足のすねがむくみ、靴下のゴムの跡が10分以上残る

●皮膚のハリがなくなり、手の甲をつまみ上げて離した後、跡が3秒以上残る

脱水の対策法

排泄(尿・便)、呼気、汗などから一日におよそ2500mLの水分が失われます。

それを補うために、飲み物から最低でも一日1200mL(コップ6杯程度)の水分を摂ることが推奨されています。

水分摂取量と排水量.png

水やお茶だけでは、体内の塩分と水分のバランスの調節に必要なミネラルが不足してしまいます。

経口補水液や、かくれ脱水に効果的な食品を取り入れましょう。

おすすめベスト3.png

記事カテゴリ