健康コラム
健康コラム


この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
気温が高いときや緊張したとき、辛いものを食べたときなどに誰もがかく汗。
しかし、汗のかき方は人それぞれで、「自分だけ他の人と違うかも......」と悩んだりしていませんか?
手汗で文字が滲んだり、握手をするのがためらわれたり、公共交通機関を使うのがためらわれたり。
気にすれば気にするほど汗が増えて集中できず、日常生活に支障が出ることも。
以前行われた疫学調査によると、実は日本人の10人に1人が多汗症といわれています。
ところが、一般生活者を対象としたインターネット調査では、多汗症が疑われる方のうち、実際に医療機関を受診した人はわずか4.4%でした。
もし汗の悩みで日常生活に支障を感じているのなら、「ただの汗っかき」と考えたり、我慢したりすることはせずに医療機関を受診しましょう。
汗っかきと多汗症の大きな違いは、体温調節が必要な時に汗をかいているかどうかです。
汗っかきの場合、暑い日やカラダを激しく動かしたときなどの外的な刺激に反応して多くの汗をかきます。
一方、多汗症の場合は季節や状況に関係なく汗をかき、汗ジミができたり、滴り落ちるほど過剰な汗をかいたりするのが特徴です。
多汗症は、その原因と汗が出る部位によって分類されます。
原発性多汗症:
原因が特定できないケースが多く、遺伝的な要因も指摘されている。
続発性多汗症:
神経障害や代謝異常、感染症、薬の副作用などが原因で起こる。
全身性多汗症:
全身に汗をかく。何らかの疾患が原因である場合が多い。
局所性多汗症:
特定の部位に多く汗をかく。原発性(原因が特定できないもの)が多い。
自分の症状がどのくらい当てはまるかチェックしましょう。
3個以上該当する場合、多汗症の可能性があります。
多汗症の症状にも軽度から重度まであり、その重症度によって対処法や治療法も異なります。
セルフチェックを行った結果、自分は多汗症の可能性が高いと判断できる場合は、多汗症の重症度レベルもチェックしてみましょう。
自分では少し汗の量が多いと感じることはあっても、他人からはあまり気付かれない程度。
見た目にも汗の量が多いのがはっきりわかるようになる。
汗によるストレスでさらに悪化する恐れがあるため、早めに医療機関を受診する。
チェックした数が増えれば増えるほど多汗症の可能性は上がりますが、一番重要なのは、チェック項目の数ではなく、日常生活に支障があるかどうか。
少しでも気になる症状があれば、皮膚科などの専門医をすぐに受診するようにしましょう。
多汗症は、根本的な治療が必要な場合が多く、自力で治すことは困難です。
しかし、市販の制汗剤の使用や生活習慣の改善、ストレス軽減などによって、自己管理で症状を和らげることは可能です。
軽度~中度の場合や補助的な対策として、自身でできる対策も行いましょう。
塩化アルミニウム:汗腺を塞ぐ効果が高く、特に局所性多汗症に有効。市販のものもあるが、皮膚科で処方される高濃度のものの方が効果が高いことが多い。
ミョウバン:収れん作用があり、汗を抑える効果が期待できる。
その他:銀イオン配合の制汗剤など抗菌・防臭効果のあるものも、汗の臭い対策として有効。
綿や麻など吸湿速乾性のある素材の衣類を選び、汗がこもらないようにする
適度な運動や、心や体がリラックスできる時間を作る
適喫煙を控え、食べ過ぎや飲み過ぎに注意する。また、十分な睡眠とバランスのとれた食事を心がける。カフェインや刺激物などの発汗を促す食品の接種は控えめに。


この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
気温が高いときや緊張したとき、辛いものを食べたときなどに誰もがかく汗。
しかし、汗のかき方は人それぞれで、「自分だけ他の人と違うかも......」と悩んだりしていませんか?
手汗で文字が滲んだり、握手をするのがためらわれたり、公共交通機関を使うのがためらわれたり。
気にすれば気にするほど汗が増えて集中できず、日常生活に支障が出ることも。
以前行われた疫学調査によると、実は日本人の10人に1人が多汗症といわれています。
ところが、一般生活者を対象としたインターネット調査では、多汗症が疑われる方のうち、実際に医療機関を受診した人はわずか4.4%でした。
もし汗の悩みで日常生活に支障を感じているのなら、「ただの汗っかき」と考えたり、我慢したりすることはせずに医療機関を受診しましょう。
汗っかきと多汗症の大きな違いは、体温調節が必要な時に汗をかいているかどうかです。
汗っかきの場合、暑い日やカラダを激しく動かしたときなどの外的な刺激に反応して多くの汗をかきます。
一方、多汗症の場合は季節や状況に関係なく汗をかき、汗ジミができたり、滴り落ちるほど過剰な汗をかいたりするのが特徴です。
多汗症は、その原因と汗が出る部位によって分類されます。
原発性多汗症:
原因が特定できないケースが多く、遺伝的な要因も指摘されている。
続発性多汗症:
神経障害や代謝異常、感染症、薬の副作用などが原因で起こる。
全身性多汗症:
全身に汗をかく。何らかの疾患が原因である場合が多い。
局所性多汗症:
特定の部位に多く汗をかく。原発性(原因が特定できないもの)が多い。
自分の症状がどのくらい当てはまるかチェックしましょう。
3個以上該当する場合、多汗症の可能性があります。
多汗症の症状にも軽度から重度まであり、その重症度によって対処法や治療法も異なります。
セルフチェックを行った結果、自分は多汗症の可能性が高いと判断できる場合は、多汗症の重症度レベルもチェックしてみましょう。
自分では少し汗の量が多いと感じることはあっても、他人からはあまり気付かれない程度。
見た目にも汗の量が多いのがはっきりわかるようになる。
汗によるストレスでさらに悪化する恐れがあるため、早めに医療機関を受診する。
チェックした数が増えれば増えるほど多汗症の可能性は上がりますが、一番重要なのは、チェック項目の数ではなく、日常生活に支障があるかどうか。
少しでも気になる症状があれば、皮膚科などの専門医をすぐに受診するようにしましょう。
多汗症は、根本的な治療が必要な場合が多く、自力で治すことは困難です。
しかし、市販の制汗剤の使用や生活習慣の改善、ストレス軽減などによって、自己管理で症状を和らげることは可能です。
軽度~中度の場合や補助的な対策として、自身でできる対策も行いましょう。
塩化アルミニウム:汗腺を塞ぐ効果が高く、特に局所性多汗症に有効。市販のものもあるが、皮膚科で処方される高濃度のものの方が効果が高いことが多い。
ミョウバン:収れん作用があり、汗を抑える効果が期待できる。
その他:銀イオン配合の制汗剤など抗菌・防臭効果のあるものも、汗の臭い対策として有効。
綿や麻など吸湿速乾性のある素材の衣類を選び、汗がこもらないようにする
適度な運動や、心や体がリラックスできる時間を作る
適喫煙を控え、食べ過ぎや飲み過ぎに注意する。また、十分な睡眠とバランスのとれた食事を心がける。カフェインや刺激物などの発汗を促す食品の接種は控えめに。


