健康コラム
健康コラム
この記事を書いたスタッフ
さくらの森
季節は冬本番。
寒さ・乾燥・気温差・年末の忙しさが重なる12月は、体が疲れやすく不調も出やすい季節です。
でも実は、ダメージを受けているのは"体"だけではありません。
空気の乾燥や血流の滞りが起こりやすい冬は、想像以上に目にも負担がかかってしまっているのです。

今回は、気づかないうちに目の健康を脅かす目のトラブルと【眼疾患の新しい常識】をご紹介させていただきます。
ちょっとした目の違和感の裏にも、実は"失明リスク"が潜んでいることがあるため、少しでも気になる方はぜひ最後までお読みください。
目の衰え=年齢のせいではない? 失明リスクが5倍になった要因とは
日本人の途中失明原因の1位は緑内障、2位は糖尿病網膜症、3位は網膜色素変性、4位は黄斑変性症です。
恐ろしいことに、厚生労働省によると、緑内障や黄斑変性はこの30年間で約5倍にも増加しています。

さらに近年は、若い世代の視力低下や眼精疲労の悪化も問題視されています。
その背景には、
・スマホ・パソコンによる長時間の近距離作業
・睡眠不足
・食生活の乱れ
といった生活習慣の変化が深く関わるといわれています。
つまり今や、「目が悪くなるのは年齢のせい」ではなく、私たちの毎日の生活が目の健康を大きく左右していると考えられているのです。
近年わかってきた「眼疾患」の新事実とは?
■緑内障の新事実■
途中失明原因の第一位である、視界が欠けていく病気である緑内障。
これまで「眼圧が高い人がなる病気」と思われがちでした。
(眼圧とは、眼球の形を保つための"内側の圧力"のこと。)

しかし近年の研究では、通常眼圧の緑内障が患者の約7割を占めていることがわかりました。
原因として注目されているのは、視神経の血流の悪化。
加齢だけでなく、
冷え、低血圧、ストレス、喫煙、睡眠不足
スマホ・タブレットによる姿勢悪化
などの要因で血流が弱まると、視神経がダメージを受けやすくなることが示唆されています。
知らないうちに視神経への負担が蓄積し、気づいたときには視野が欠けていた......そんなケースも少なくありません。
■黄斑変性症の新事実■
ものが歪んで見える、中心が暗くなるなどの症状を引き起こす黄斑変性症。

以前は「ブルーライトや紫外線が主な原因」と考えられていました。
しかし、近年の研究では、発症リスクの約4割が生活習慣に関係するとも報告されています。
喫煙、運動不足、
偏った食生活(高脂肪食、野菜不足など)が
黄斑への酸化ストレスを高め、病気を進行させることが明らかになったのです。

特に食事の影響は大きく、
オメガ3脂肪酸(DHA・EPAなど)や緑黄色野菜(ルテイン・ゼアキサンチンなど)を多くとる人は発症リスクが低く、飽和脂肪酸や加工食品の摂取が多い人はリスクが上がることもわかっています。
つまり、
黄斑への酸化ストレスを高める"生活習慣"が強く影響するのです。
冬は、気づかないうちに以下の要因が重なる季節。
・室内時間が増え、スマホ・タブレットを見る時間が長くなる
・加熱調理が増え、ルテインやなどの"目を守る栄養"が減りやすい
・年末の食生活で糖質過多になり酸化ストレスが上昇
・寒さで血流が悪化し、視神経が弱りやすい
これらは、どれも目の強く負担をかける要因ばかり。
そのため、冬は目の病気が静かに進みやすい季節と言えるのです。
今すぐできる目のケア習慣
■目に必要な栄養素の補給■
▼眼精疲労・緑内障が心配な方▼
<おすすめ食材:ブルーベリー>

ブルーベリーやビルベリーに多く含まれるアントシアニンは、網膜や視神経を守る働きが注目されている天然色素。
特に 強い抗酸化作用 をもち、
視神経まわりの酸化ストレスを軽減する可能性 があると
研究で報告されている成分です。
また、毛様体(ピント調節筋)の血流サポートや、
眼精疲労の軽減 に関わる働きがあることも知られています。
▼老眼・黄斑変性症が心配な方▼
<おすすめ食材:緑黄色野菜>

ホウレンソウやケールなどの緑黄色野菜に多く含まれるルテインは、目の中心(黄斑部)を守る天然の色素。
特に ブルーライトを吸収する働き や、黄斑部の酸化ストレスを軽減する可能性 があると研究で注目されている成分です。
また、光の刺激から網膜を保護し、コントラスト感度(見え方の鮮明さ)を支える 働きがあることも報告されています。
しかし、体内で作り出すことはできないため、食事やサプリメント等で日々摂取する必要があります。
■目を休める習慣づくり■
<1時間に一度、目を休ませる>

長時間スマホやパソコンで作業する方は、1時間ごとに2〜3分でいいので、5m以上先のものをぼーっと見ましょう。
近くにピントを合わせ続けると、ピント調節を担う筋肉(毛様体筋)が緊張し、こわばりやすくなります。
遠くを見ることでこの筋肉がゆるみ、眼精疲労の軽減や視神経まわりの血流サポートにつながるといわれています。
<ホットタオルで温める>

目が疲れた時に効果抜群なのは、ホットタオルで温めるケアです。
ホットタオルを眉の上から鼻のあたりにのせ、5分ほどゆったり過ごすと目の周辺の血行を抑止、緊張した筋肉をほぐしてくれます。
●レンジで簡単!ホットタオル●
濡らしたタオルを600wで1分〜1分30秒加熱する。
最後に...
年齢に関わらず、現代の目は昔よりずっと多くのストレスにさらされています。
「最近見えにくい」「かすむ」「疲れが取れない」その違和感は、あなたの目からの小さなサインかもしれません。
冬は、目の病気が進みやすい季節。
ぜひ今日から、"目の未来を守る一歩"を始めてみてください。
この記事を書いたスタッフ
さくらの森
季節は冬本番。
寒さ・乾燥・気温差・年末の忙しさが重なる12月は、体が疲れやすく不調も出やすい季節です。
でも実は、ダメージを受けているのは"体"だけではありません。
空気の乾燥や血流の滞りが起こりやすい冬は、想像以上に目にも負担がかかってしまっているのです。

今回は、気づかないうちに目の健康を脅かす目のトラブルと【眼疾患の新しい常識】をご紹介させていただきます。
ちょっとした目の違和感の裏にも、実は"失明リスク"が潜んでいることがあるため、少しでも気になる方はぜひ最後までお読みください。
目の衰え=年齢のせいではない? 失明リスクが5倍になった要因とは
日本人の途中失明原因の1位は緑内障、2位は糖尿病網膜症、3位は網膜色素変性、4位は黄斑変性症です。
恐ろしいことに、厚生労働省によると、緑内障や黄斑変性はこの30年間で約5倍にも増加しています。

さらに近年は、若い世代の視力低下や眼精疲労の悪化も問題視されています。
その背景には、
・スマホ・パソコンによる長時間の近距離作業
・睡眠不足
・食生活の乱れ
といった生活習慣の変化が深く関わるといわれています。
つまり今や、「目が悪くなるのは年齢のせい」ではなく、私たちの毎日の生活が目の健康を大きく左右していると考えられているのです。
近年わかってきた「眼疾患」の新事実とは?
■緑内障の新事実■
途中失明原因の第一位である、視界が欠けていく病気である緑内障。
これまで「眼圧が高い人がなる病気」と思われがちでした。
(眼圧とは、眼球の形を保つための"内側の圧力"のこと。)

しかし近年の研究では、通常眼圧の緑内障が患者の約7割を占めていることがわかりました。
原因として注目されているのは、視神経の血流の悪化。
加齢だけでなく、
冷え、低血圧、ストレス、喫煙、睡眠不足
スマホ・タブレットによる姿勢悪化
などの要因で血流が弱まると、視神経がダメージを受けやすくなることが示唆されています。
知らないうちに視神経への負担が蓄積し、気づいたときには視野が欠けていた......そんなケースも少なくありません。
■黄斑変性症の新事実■
ものが歪んで見える、中心が暗くなるなどの症状を引き起こす黄斑変性症。

以前は「ブルーライトや紫外線が主な原因」と考えられていました。
しかし、近年の研究では、発症リスクの約4割が生活習慣に関係するとも報告されています。
喫煙、運動不足、
偏った食生活(高脂肪食、野菜不足など)が
黄斑への酸化ストレスを高め、病気を進行させることが明らかになったのです。

特に食事の影響は大きく、
オメガ3脂肪酸(DHA・EPAなど)や緑黄色野菜(ルテイン・ゼアキサンチンなど)を多くとる人は発症リスクが低く、飽和脂肪酸や加工食品の摂取が多い人はリスクが上がることもわかっています。
つまり、
黄斑への酸化ストレスを高める"生活習慣"が強く影響するのです。
冬は、気づかないうちに以下の要因が重なる季節。
・室内時間が増え、スマホ・タブレットを見る時間が長くなる
・加熱調理が増え、ルテインやなどの"目を守る栄養"が減りやすい
・年末の食生活で糖質過多になり酸化ストレスが上昇
・寒さで血流が悪化し、視神経が弱りやすい
これらは、どれも目の強く負担をかける要因ばかり。
そのため、冬は目の病気が静かに進みやすい季節と言えるのです。
今すぐできる目のケア習慣
■目に必要な栄養素の補給■
▼眼精疲労・緑内障が心配な方▼
<おすすめ食材:ブルーベリー>

ブルーベリーやビルベリーに多く含まれるアントシアニンは、網膜や視神経を守る働きが注目されている天然色素。
特に 強い抗酸化作用 をもち、
視神経まわりの酸化ストレスを軽減する可能性 があると
研究で報告されている成分です。
また、毛様体(ピント調節筋)の血流サポートや、
眼精疲労の軽減 に関わる働きがあることも知られています。
▼老眼・黄斑変性症が心配な方▼
<おすすめ食材:緑黄色野菜>

ホウレンソウやケールなどの緑黄色野菜に多く含まれるルテインは、目の中心(黄斑部)を守る天然の色素。
特に ブルーライトを吸収する働き や、黄斑部の酸化ストレスを軽減する可能性 があると研究で注目されている成分です。
また、光の刺激から網膜を保護し、コントラスト感度(見え方の鮮明さ)を支える 働きがあることも報告されています。
しかし、体内で作り出すことはできないため、食事やサプリメント等で日々摂取する必要があります。
■目を休める習慣づくり■
<1時間に一度、目を休ませる>

長時間スマホやパソコンで作業する方は、1時間ごとに2〜3分でいいので、5m以上先のものをぼーっと見ましょう。
近くにピントを合わせ続けると、ピント調節を担う筋肉(毛様体筋)が緊張し、こわばりやすくなります。
遠くを見ることでこの筋肉がゆるみ、眼精疲労の軽減や視神経まわりの血流サポートにつながるといわれています。
<ホットタオルで温める>

目が疲れた時に効果抜群なのは、ホットタオルで温めるケアです。
ホットタオルを眉の上から鼻のあたりにのせ、5分ほどゆったり過ごすと目の周辺の血行を抑止、緊張した筋肉をほぐしてくれます。
●レンジで簡単!ホットタオル●
濡らしたタオルを600wで1分〜1分30秒加熱する。
最後に...
年齢に関わらず、現代の目は昔よりずっと多くのストレスにさらされています。
「最近見えにくい」「かすむ」「疲れが取れない」その違和感は、あなたの目からの小さなサインかもしれません。
冬は、目の病気が進みやすい季節。
ぜひ今日から、"目の未来を守る一歩"を始めてみてください。



