健康コラム
健康コラム
この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
これまで「目の衰えは年齢のせい」とされてきました。
しかし、近年その常識は大きく変わりつつあります。
厚生労働省の調査によると、視覚障害の原因疾患として、緑内障や黄斑変性はこの30年で5倍以上に増加しています。

世界的な研究でも、スマートフォン世代の若年層の56%にドライアイ症状が確認されており、現代の「目の老化」は年齢よりも運動・睡眠などの生活習慣や腸内環境などの体の状態に深く関わることが明らかになってきました。(News-Medical, 2024)
目の研究は、「見え方」から「全身の健康」へと領域を広げているのです。
近年の研究で、「目の健康」と「体の筋力」に深い関係があることが報告されています。
イギリス・バイオバンクのデータ解析では、握力が弱い人ほど白内障や緑内障、加齢黄斑変性症の発症率が高い傾向が見られました。(Ophthalmology Science, 2025)
また、ウォーキングや軽いスクワットを継続する人ほど、眼圧が安定しているとの報告も。
筋力低下により目の毛細血管への酸素・栄養供給が滞り、視力や焦点調整に影響すると考えられています。
つまり、「歩く・握る・支える」といった全身の動きが、視力や視界の鮮明さを支えているのです。
50代・60代にとって「筋トレ=膝・腰」だけでなく、「筋トレ=目の血流ケア」と捉えることが、目の老化予防の新しい常識になりつつあります。

これまで「ブルーライトや紫外線が原因」とされてきた加齢黄斑変性症(AMD)。
近年の研究により、喫煙、運動不足、偏った食生活(高脂肪食や野菜不足)などが黄斑への酸化ストレスを高め、病変を進行させることが明らかになってきました。
なんと、発症リスクの約4割が生活習慣によるものだったのです。
例えば、オメガ3脂肪酸(青魚に多いDHA・EPAなど)や緑黄色野菜(ルテイン・ゼアキサンチンなど)を多くとる人は発症リスクが低く、飽和脂肪酸や加工食品の摂取が多い人はリスクが上がります。(The Lancet, 2022)
さらに腸内細菌が作る短鎖脂肪酸が網膜炎症を抑える働きを持つことも確認されました。
「目の病気=加齢」ではなく、「目の老化=生活習慣の積み重ね」という認識が、世界中で広がりつつあります。

緑内障は「眼圧の高い人がなる病気」と思われがちですが、実際には正常眼圧緑内障が患者の約7割を占めています。(日本眼科学会, 2024)
英国の大規模調査では、「睡眠障害・しっかり寝ていない・いびき・昼間の眠気」がある人は緑内障リスクが11〜13%高かったという報告もあります。 (BMJ Open Ophthalmology, 2022)
また、筋力低下の一因として、「身体活動が少ない・座りがち」の人では緑内障の発症・進行リスクが上がるという研究も。
「よく寝て、よく動く」ことが、目の寿命を延ばす時代になっています。

近年、眼科ではAIを使った網膜画像解析が急速に進んでいます。
網膜には毛細血管や神経が張り巡らされ、全身の血管・神経の状態が"そのまま映る"ため、AI分析により年齢・血圧・動脈硬化度を高精度で推定し、心疾患・腎臓病・認知症リスクまで予測できるようになってきています。(Nature Digital Medicine, 2025)
「目は心の窓」といわれますが、今や「目は健康の窓」の時代。
眼底検査は「単なる視力チェック」から「全身の健康スクリーニング」へと進化しています。
目を診ることが、体全体を診ることにもつながっているのです。

この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
これまで「目の衰えは年齢のせい」とされてきました。
しかし、近年その常識は大きく変わりつつあります。
厚生労働省の調査によると、視覚障害の原因疾患として、緑内障や黄斑変性はこの30年で5倍以上に増加しています。

世界的な研究でも、スマートフォン世代の若年層の56%にドライアイ症状が確認されており、現代の「目の老化」は年齢よりも運動・睡眠などの生活習慣や腸内環境などの体の状態に深く関わることが明らかになってきました。(News-Medical, 2024)
目の研究は、「見え方」から「全身の健康」へと領域を広げているのです。
近年の研究で、「目の健康」と「体の筋力」に深い関係があることが報告されています。
イギリス・バイオバンクのデータ解析では、握力が弱い人ほど白内障や緑内障、加齢黄斑変性症の発症率が高い傾向が見られました。(Ophthalmology Science, 2025)
また、ウォーキングや軽いスクワットを継続する人ほど、眼圧が安定しているとの報告も。
筋力低下により目の毛細血管への酸素・栄養供給が滞り、視力や焦点調整に影響すると考えられています。
つまり、「歩く・握る・支える」といった全身の動きが、視力や視界の鮮明さを支えているのです。
50代・60代にとって「筋トレ=膝・腰」だけでなく、「筋トレ=目の血流ケア」と捉えることが、目の老化予防の新しい常識になりつつあります。

これまで「ブルーライトや紫外線が原因」とされてきた加齢黄斑変性症(AMD)。
近年の研究により、喫煙、運動不足、偏った食生活(高脂肪食や野菜不足)などが黄斑への酸化ストレスを高め、病変を進行させることが明らかになってきました。
なんと、発症リスクの約4割が生活習慣によるものだったのです。
例えば、オメガ3脂肪酸(青魚に多いDHA・EPAなど)や緑黄色野菜(ルテイン・ゼアキサンチンなど)を多くとる人は発症リスクが低く、飽和脂肪酸や加工食品の摂取が多い人はリスクが上がります。(The Lancet, 2022)
さらに腸内細菌が作る短鎖脂肪酸が網膜炎症を抑える働きを持つことも確認されました。
「目の病気=加齢」ではなく、「目の老化=生活習慣の積み重ね」という認識が、世界中で広がりつつあります。

緑内障は「眼圧の高い人がなる病気」と思われがちですが、実際には正常眼圧緑内障が患者の約7割を占めています。(日本眼科学会, 2024)
英国の大規模調査では、「睡眠障害・しっかり寝ていない・いびき・昼間の眠気」がある人は緑内障リスクが11〜13%高かったという報告もあります。 (BMJ Open Ophthalmology, 2022)
また、筋力低下の一因として、「身体活動が少ない・座りがち」の人では緑内障の発症・進行リスクが上がるという研究も。
「よく寝て、よく動く」ことが、目の寿命を延ばす時代になっています。

近年、眼科ではAIを使った網膜画像解析が急速に進んでいます。
網膜には毛細血管や神経が張り巡らされ、全身の血管・神経の状態が"そのまま映る"ため、AI分析により年齢・血圧・動脈硬化度を高精度で推定し、心疾患・腎臓病・認知症リスクまで予測できるようになってきています。(Nature Digital Medicine, 2025)
「目は心の窓」といわれますが、今や「目は健康の窓」の時代。
眼底検査は「単なる視力チェック」から「全身の健康スクリーニング」へと進化しています。
目を診ることが、体全体を診ることにもつながっているのです。




