健康コラム
健康コラム


この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
「風が吹いただけでも痛い」との例えから名付けられた痛風。
その名が知られているわりには、原因や症状を詳しく知らない人も意外と多いのではないでしょうか?
実は、日本では明治時代まで痛風患者はほとんどいませんでした。
しかし、現代の食生活、生活習慣の変化により患者数は急増し、今では100万人を超えるまでになっています。
特に30代以降の中高年に多く、患者の95%以上が男性です。
命に関わる合併症を引き起こしやすい病気でもあるこそ、正しく理解して予防を心がけましょう。
痛風は足や手などの関節に、突然激痛が走る病気です。
症状の7割は足の親指の付け根で起こります。
発作症状は、2~3時間程で急激に悪くなり、24時間以内にピークに達しますが、通常は1週間前後で治ります。
しかし、発作は必ず再発し、次第に発作の間隔が短く、痛みは強くなり、重症化します。
痛風発作は夜間に出ることが多く、通常は一度にひとつの関節だけが痛むのが特徴です。
二つ以上の関節に同時に発作が出たり、膝や手首の関節にまで発作が出たりするのは、かなり重症化している証拠です。
一般的に、痛風の発作の原因は血液中の尿酸が増え過ぎてしまうこと。
通常は溶けている尿酸が結晶になり、体の関節などに沈着することで、激しい痛みを引き起こします。
中でも、足の親指の付け根は血流が悪くて冷えやすいため、結晶がたまりやすく、最初の痛風発作の大半はここに現れます。
沈着した尿酸結晶が、何かしらの原因で関節の中で剥がれ落ちると、それを異物として認識した白血球が排除しようとして攻撃を始めます。
その際に白血球から炎症を起こす物質が放出されるため、激痛が生じるのです。
痛風の原因となる尿酸の大本は「プリン体」です。
運動や臓器が働くためのエネルギー源であり、主に肝臓で代謝されて尿酸になります。
健康な人が蓄積する尿酸は常に一定で、その半分以上は毎日、汗や便、尿と一緒に排泄されて入れ替わります。
しかし、尿酸の生産と排泄のバランスがくずれると、血液中の尿酸が増え、高尿酸血症になります。
尿酸値が7mg/dLを超えると、尿酸は血液中に溶けきれなくなり、結晶となって関節や組織に沈着し始めるのです。
尿酸値を上げないことが予防の第一歩。
生活習慣の改善が最も大切です。
かつて「ぜいたく病」ともいわれたように、痛風は飽食の結果ともいえます。
食べ過ぎを控え、総カロリーを抑えましょう。
肥満を解消するだけで尿酸値は下がります。
アルコール自体に尿酸値を上げる作用があるため、お酒ごとのプリン体の含有量に関係なく、飲み過ぎに注意しましょう。
尿酸は、腎臓から尿の中に排出されます。
水分を摂取して尿量を増やし、排出を促しましょう。
有酸素運動は尿酸コントロールに重要です。
ただし、激しい運動(無酸素運動)は体内で作られるプリン体の量を増やすため要注意。


この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
「風が吹いただけでも痛い」との例えから名付けられた痛風。
その名が知られているわりには、原因や症状を詳しく知らない人も意外と多いのではないでしょうか?
実は、日本では明治時代まで痛風患者はほとんどいませんでした。
しかし、現代の食生活、生活習慣の変化により患者数は急増し、今では100万人を超えるまでになっています。
特に30代以降の中高年に多く、患者の95%以上が男性です。
命に関わる合併症を引き起こしやすい病気でもあるこそ、正しく理解して予防を心がけましょう。
痛風は足や手などの関節に、突然激痛が走る病気です。
症状の7割は足の親指の付け根で起こります。
発作症状は、2~3時間程で急激に悪くなり、24時間以内にピークに達しますが、通常は1週間前後で治ります。
しかし、発作は必ず再発し、次第に発作の間隔が短く、痛みは強くなり、重症化します。
痛風発作は夜間に出ることが多く、通常は一度にひとつの関節だけが痛むのが特徴です。
二つ以上の関節に同時に発作が出たり、膝や手首の関節にまで発作が出たりするのは、かなり重症化している証拠です。
一般的に、痛風の発作の原因は血液中の尿酸が増え過ぎてしまうこと。
通常は溶けている尿酸が結晶になり、体の関節などに沈着することで、激しい痛みを引き起こします。
中でも、足の親指の付け根は血流が悪くて冷えやすいため、結晶がたまりやすく、最初の痛風発作の大半はここに現れます。
沈着した尿酸結晶が、何かしらの原因で関節の中で剥がれ落ちると、それを異物として認識した白血球が排除しようとして攻撃を始めます。
その際に白血球から炎症を起こす物質が放出されるため、激痛が生じるのです。
痛風の原因となる尿酸の大本は「プリン体」です。
運動や臓器が働くためのエネルギー源であり、主に肝臓で代謝されて尿酸になります。
健康な人が蓄積する尿酸は常に一定で、その半分以上は毎日、汗や便、尿と一緒に排泄されて入れ替わります。
しかし、尿酸の生産と排泄のバランスがくずれると、血液中の尿酸が増え、高尿酸血症になります。
尿酸値が7mg/dLを超えると、尿酸は血液中に溶けきれなくなり、結晶となって関節や組織に沈着し始めるのです。
尿酸値を上げないことが予防の第一歩。
生活習慣の改善が最も大切です。
かつて「ぜいたく病」ともいわれたように、痛風は飽食の結果ともいえます。
食べ過ぎを控え、総カロリーを抑えましょう。
肥満を解消するだけで尿酸値は下がります。
アルコール自体に尿酸値を上げる作用があるため、お酒ごとのプリン体の含有量に関係なく、飲み過ぎに注意しましょう。
尿酸は、腎臓から尿の中に排出されます。
水分を摂取して尿量を増やし、排出を促しましょう。
有酸素運動は尿酸コントロールに重要です。
ただし、激しい運動(無酸素運動)は体内で作られるプリン体の量を増やすため要注意。


