健康コラム
健康コラム


この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
喘息は子どもの病気...そう思っていませんか?
実は、子どもの喘息患者が人口の7%程度であるのに対し、大人も人口の4%近くを占めています。
大人の喘息の場合、大半は成人してからの急な発症です。
特に40歳を超えてからの発症が過半数を占めています。
軽症や中等症の人でも、生命にかかわる激しい発作を起こすことがあるため、早めに受診してしっかりと治しましょう。
1960年代では100万人以下だった喘息患者数は年々増加し、最近の調査では400万~500万人にも達していると考えられています。
喘息の主な症状には左記のようなものがあります。
症状は発作的にあらわれ、夜~早朝、季節の変わり目に起こりやすいことが特徴です。
- 咳
- 痰
- 息苦しさ、息切れ
- 喘鳴(呼吸するときにゼーゼー、ヒューヒューという音が出る)
- 胸苦しさ
喘息の人の気道では、発作がないときでも慢性的に炎症が起こっています。
そのため、ちょっとした刺激でも気管支を取り囲む筋肉が収縮し、空気の通り道が狭くなる「気道閉塞」が起こりやすくなります。
喘息には、アトピー型と非アトピー型があります。
アトピー型...アレルギーの元になる物質(アレルゲン)に対してアレルギー反応を起こす
非アトピー型...運動や気温、気圧差、タバコなどが刺激となって症状が起こる
小児喘息では9割以上がアトピー型です。
一方、成人喘息は非アトピー型が4割を占め、中高齢での喘息の70~80%以上が、成人後に初めて発症しています。
移行しやすい病気
風邪、インフルエンザ、百日咳、マイコプラズマなどの感染症によっても発作性の咳が出ます。
感染症による炎症がきっかけとなり、喘息を発症することもあります。
セルフケアでは治らず、抗菌薬による治療が必要となる感染症もあるため、症状が激しい場合や長引く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
喘息を治す3つのポイント
アレルゲンや危険因子となるものを避けましょう。
発作が起こると気管支壁が一時的に破壊され、その後少し厚く、硬くなり、修復されます。
このリモデリングが進むと気道はより狭く、硬くなり、伸縮性が失われていきます。
その結果、治療が効きにくくなり、発作も起こしやすくなってしまうため、長期管理薬で喘息発作が起こらないようにコントロールしましょう。
喘息の症状は急に悪化することがあり、軽症の患者さんを含めて毎年約1500人の方が亡くなっています。
特に高齢の患者さんは注意が必要です。
急な発作に備えて、常に救急用の発作治療薬を持ち歩きましょう。


この記事を書いたスタッフ
企画部 毛利
30歳を過ぎてから、なぜか年齢とともにますますアクティブに! 登山、マラソン、バイクツーリング……などなど、仕事も趣味も全力で楽しみます♪
喘息は子どもの病気...そう思っていませんか?
実は、子どもの喘息患者が人口の7%程度であるのに対し、大人も人口の4%近くを占めています。
大人の喘息の場合、大半は成人してからの急な発症です。
特に40歳を超えてからの発症が過半数を占めています。
軽症や中等症の人でも、生命にかかわる激しい発作を起こすことがあるため、早めに受診してしっかりと治しましょう。
1960年代では100万人以下だった喘息患者数は年々増加し、最近の調査では400万~500万人にも達していると考えられています。
喘息の主な症状には左記のようなものがあります。
症状は発作的にあらわれ、夜~早朝、季節の変わり目に起こりやすいことが特徴です。
- 咳
- 痰
- 息苦しさ、息切れ
- 喘鳴(呼吸するときにゼーゼー、ヒューヒューという音が出る)
- 胸苦しさ
喘息の人の気道では、発作がないときでも慢性的に炎症が起こっています。
そのため、ちょっとした刺激でも気管支を取り囲む筋肉が収縮し、空気の通り道が狭くなる「気道閉塞」が起こりやすくなります。
喘息には、アトピー型と非アトピー型があります。
アトピー型...アレルギーの元になる物質(アレルゲン)に対してアレルギー反応を起こす
非アトピー型...運動や気温、気圧差、タバコなどが刺激となって症状が起こる
小児喘息では9割以上がアトピー型です。
一方、成人喘息は非アトピー型が4割を占め、中高齢での喘息の70~80%以上が、成人後に初めて発症しています。
移行しやすい病気
風邪、インフルエンザ、百日咳、マイコプラズマなどの感染症によっても発作性の咳が出ます。
感染症による炎症がきっかけとなり、喘息を発症することもあります。
セルフケアでは治らず、抗菌薬による治療が必要となる感染症もあるため、症状が激しい場合や長引く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
喘息を治す3つのポイント
アレルゲンや危険因子となるものを避けましょう。
発作が起こると気管支壁が一時的に破壊され、その後少し厚く、硬くなり、修復されます。
このリモデリングが進むと気道はより狭く、硬くなり、伸縮性が失われていきます。
その結果、治療が効きにくくなり、発作も起こしやすくなってしまうため、長期管理薬で喘息発作が起こらないようにコントロールしましょう。
喘息の症状は急に悪化することがあり、軽症の患者さんを含めて毎年約1500人の方が亡くなっています。
特に高齢の患者さんは注意が必要です。
急な発作に備えて、常に救急用の発作治療薬を持ち歩きましょう。


